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AKG、密閉型モニターヘッドフォン最上位「K872」。53mm大口径ドライバで1.5テスラ

 ハーマンインターナショナルは、AKGブランドの密閉型モニターヘッドフォンの最上位モデル「K872」を10月28日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでの価格は188,000円。

密閉型モニターヘッドフォンの最上位モデル「K872」

 2014年に発売したリファレンス・オープンエア・モニターヘッドホン「K812」に搭載した最新技術や音質を継承しつつ、密閉型ハウジングに合わせてサウンドチューニングしたというモデル。

 ドライバは、AKG製品で最大となる53mm径。磁束密度1.5テスラという強力な磁気回路で駆動する事で、「広大なダイナミックレンジを得ながら、微細な信号も精確に再現する」という。

 銅皮膜アルミニウムを使った2層構造のボイスコイルを採用。軽量で強力な磁気回路と組み合わせる事で、過渡特性を大幅に改善し、5Hz~54kHzのワイドレンジ再生が可能。感度は98dB/mW。インピーダンスは36Ω。

 振動板には複合材を使用。ダンピング性能を向上させながら、分割振動を抑制。筒状のパーツを近接させたエアフロー・ドーム構造を使うことで、ハウジングへ抜ける空気の流れを制御。「スムーズなドライバビリティを実現した」という。

AKG製品で最大となる53mm径ドライバ。振動板には複合材を使用

 イヤーパッドには、耳の周囲に接する面の形状を保持する3Dスローリテンション技術を投入。頭部側面への圧迫を軽減しながら、心地良い密着を実現し、長時間のモニタリング作業でも疲れにくいとする。右ハウジングにはシリアルナンバーを刻印した。

 ケーブルは着脱式で、端子にはLEMOコネクタを採用。3mのストレートケーブルが付属。入力端子はステレオミニで、標準プラグへの変換コネクタも同梱。ケーブルを省いた重量は390g。キャリングバッグを同梱する。

端子にはLEMOコネクタを採用