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MicrosoftのAR HMD「HoloLens」、日本の開発者&法人向けに年内プレオーダー開始

 日本マイクロソフトは、Windows 10を搭載し、単体で動作するAR用ヘッドマウントディスプレイ「HoloLens」を、日本の開発者や法人向けに販売する事を決定。2016年内中にはプレオーダーを開始するという。

HoloLens

 HoloLensは、3月に米国とカナダにおいて、開発者向けに「HoloLens Development Edition」として3,000ドルで販売が開始されているが、日本での販売について発表された形になる。なお、一般向けの販売についてはアナウンスされていない。

 低いレイテンシでフルカラーのホログラムを生成できる光学投影システムを採用。半透過型のディスプレイを備え、そこにUIやコンテンツなどを表示。現実の風景に重ねて表示できる。

HoloLensを使ったARのイメージ

 装着者の動きを検出するために、慣性センサーや環境計測用のカメラ、深度カメラ、200万画素の静止画やHD動画を撮影できるカメラ、マイク、環境光センサーなどを装備。

 動きだけでなく、音声や視線の軌跡、ジェスチャーなどを検知して入力情報として扱い、ホログラムを作ったり、立体的な音響を再生するといった事も可能。

 PCと連携する事もできるが、単体でも動作。外部ユニットなどとケーブルで接続する必要はなく、HoloLensのみでAR体験ができる事が特徴となっている。