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Spotify国内展開本格化に向け、無料プランユーザー向け広告販売を開始

 音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、Spotifyの無料プランユーザー向けの広告商品「Spotify for Brands」を日本国内の広告主に販売開始した。ケイ・オプティコム、第一興商、コカコーラ、ネスレ、Netflix、ボーズ、ボルボ・カー・ジャパンなどの消費者向けブランド企業が採用を決定した。

 Spotifyは、世界最大級のストリーミング音楽サービスで、980円のプレミアムプランに加え、広告付きながら無料で使える「フリープラン」を用意している点が最大の特徴。このフリープラン向けの広告販売を本格化し、「デジタルオーディオ広告」、「ビデオ広告」、「ディスプレイ広告」の3種類の広告フォーマットで展開する。

 Spotifyは、9月29日から日本国内でのサービスを開始。11月9日時点では一部ユーザー向けのエントリー制となっているが、広告販売にあわせて、サービス展開の本格化も予想される。

 販売する広告のうち、「デジタルオーディオ」は、音声とコンパニオンバナーを組み合わせたフォーマットで、音声でユーザーにアプローチして、バナーから外部サイト誘導できる。「ビデオ」は、Spotify視聴中に、楽曲間にビデオフォーマットの広告を配信するもの。「ディスプレイ」は、初回起動時のブラウズ画面の上部の大型バナーや、ウェルカムバナーなどに広告を表示する。

 Spotifyでは、スマートフォンやパソコン、タブレット、PlayStation 4/3などで利用可能。「一日あたりの平均利用時間が約2時間半」と、他の音楽サービスに比べて長い点などをアピールしている。