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RHA初のヘッドフォンアンプ「Dacamp L1」。高インピーダンスイヤフォン「CL1」

 ナイコムは、英RHAのポータブルDAC/ヘッドフォンアンプ「Dacamp L1」と、イヤフォン「CL1 Ceramic」、「CL750」を12月2日から発売する。e☆イヤホンとフジヤエービックでは11月25日から先行販売。価格はDacamp L1が55,600円、CL1 Ceramicが47,800円、CL750が15,900円。

ヘッドフォン祭2016秋に出展された「Dacamp L1(左)とCL1 Ceramic(右)」

ヘッドフォンアンプ「Dacamp L1」

 RHA初のヘッドフォンアンプで、バランス出力に対応した。出力端子は4ピンのミニXLRと、アンバランスのステレオミニを搭載。DACにはESSの「ES9018K2M」を、左右チャンネル個別に搭載。アンプ部にもAB級アンプをデュアルで搭載している。3段階のゲイン調整やイコライザも備えている。

RHA Dacamp L1

 PCMは384kHz/32bitまで、DSDは11.2MHzまでサポート。デジタル入力はUSB A、USB B、光デジタルを搭載。接続相手はAndroid/iOSに加え、Windows/Macにも対応する。

4ピンのミニXLRバランス出力を装備

 対応ヘッドフォンインピーダンスは12~600Ω。出力は300mW(16Ω)、28mW(300Ω)。内蔵バッテリはリチウムイオンの4,000mAhで、約10時間動作する。外形寸法は118×73×20mm、重量は233g。

高インピーダンスイヤフォン「CL1 Ceramic」「CL750」

 いずれもDacamp L1での利用を想定し、150Ωと高インピーダンスのイヤフォンとなる。

RHA CL1 Ceramic

 CL1 Ceramicは、最適化されたモデルで、CLダイナミック型ユニットと、セラミックプレートを使ったドライバを組み合わせたハイブリッド型イヤフォン。ダイナミック型は中低域を、セラミックプレートドライバが高域・倍音を担当する。

 筐体は高密度のジルコニアセラミック製で、射出成形で作られている。再生周波数帯域は16Hz~45kHz、感度は87dB、インピーダンスは150Ω。

 ケーブルは耳掛けタイプで着脱可能。端子はsMMCXを採用。シルバーコアの4ピンミニXLRバランスケーブルと、OFCのアンバランスケーブルを同梱。コンプライなどを含む11ペアのイヤーチップを同梱する。重量は14g。

sMMCX端子を装備

 CL750はCLダイナミック型ドライバを搭載。MA750の設計からインスパイアされたという「RHA Aerophonic」(エアロフォニック)デザインのステンレススチール製ハウジングを採用している。

RHA CL750

 再生周波数帯域は16Hz~45kHz、感度は86dB、インピーダンスは150Ω。ケーブルはOFCのアンバランスで、長さ1.35mの耳掛けタイプ。重量は35g。コンプライなどを含む11ペアのイヤーチップを同梱する。