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全エンジン刷新、8Kにも対応するオーサリングソフト「TMPGEnc AW 6」。64bit対応
2016年12月6日 15:13
ペガシスは、Blu-ray/DVDオーサリングソフトの5年ぶりの新バージョンとして、HEVC入力に対応した「TMPGEnc Authoring Works 6」を12月15日より発売する。ダウンロード版の価格は9,333円。パッケージ版も2017年3月に発売予定で、価格はオープンプライス、店頭予想価格は13,800円前後。対応OSはWindows 7 SP1/8.1/10で、64bit OS専用となる。
メニュー付のDVD/AVCHDディスク/BD作成が行なえる「TMPGEnc Authoring Works 5」の後継ソフト。H.265/HEVCフォーマットやHigh 4:4:4 10bitのH.264/AVCの入力に対応し、新GUIによる作業速度の向上なども図った。同社サイトから体験版(無料)もダウンロードできる。
64bit版OSにネイティブ対応し、利用できるメモリを増やしたことで4K/8K映像編集をはじめ、レンダリングやクリップコピーなど多くの編集操作を軽快にした。映像劣化を抑えるスマートレンダリングエンジンや、エンコードエンジン、オーサリングエンジンなど内部エンジンも刷新。
読み込みエンジンも最新になり、MXFコンテナファイルの読み込み、WebM/OggやアニメーションGIFの入力など、対応フォーマットやファイル形式を大幅に拡大。XAVC S出力もサポートする。ISOファイルの直接入力/編集も行なえる。
ハードウェアデコードは、NVIDIAのCUDA、Intel Media SDK(QSV)においてH.265/HEVCのサポートを追加し、AMD Media SDKはH.264/AVCに対応する。
編集機能も強化され、編集途中の出力フォーマット変換への対応や、アンドゥ/リドゥ適用範囲の拡張、アプリケーション間でのクリップドラッグコピーなど使い勝手も向上。編集に掛かるストレスを大幅に改善できるという。
メニュー編集機能では、90種類のメニューテンプレートを用意。メニューの装飾強化や、サムネイル表示数の増減に対応し、テンプレートメニューとオリジナル部品の混在も可能。出力機能も、連続書き込み機能を搭載するなど強化した。
主な追加機能は以下の通り。
- 64ビットアーキテクチャにネイティブ対応
- 強化されたスマートレンダリングエンジン
- H.265/HEVC ファイルの入力に対応
- MXF コンテナ入力に対応
- ISO ファイルの直接入力/編集に対応
- High 4:4:4 10ビット H.264/AVC の入力に対応
- XAVC S入力に対応
- WebM/Ogg 入力に対応
- アニメーションGIFの入力に対応
- 最短を実現する為、更に磨き込まれた編集機能、インターフェース
- 編集途中の出力フォーマット変換に対応
- アンドゥ/リドゥ適用範囲の拡張
- 強化されたタイトル/マルチストリーム解析機能
- クイックプロパティ/ファイル履歴機能
- アプリケーション間でのクリップドラッグコピー対応
- QR コードクリップの作成に対応
- 新たな進化を遂げたカット編集画面
- 範囲設定と同時にカット - クイックカット機能
- 8K時代に対応する自由なプレビューコントロール
- "CUDA" "Intel Media SDK(QSV)" のハードウェアデコード機能に H.265/HEVC 対応を追加
- "AMD Media SDK" の H.264/AVC ハードウェアデコードに対応
- より快適となった字幕編集機能
- 字幕位置の自由な変更が可能
- 任意の字幕の一括変更に対応
- 画像字幕の追加に対応
- ルビ字幕の追加/タグ入力に対応
- 強化されたトラック、コンテンツ設定
- タイムラインでのトラックBGM編集機能を搭載
- トラック/トラック設定のコピー、ペーストに対応
- ペアレンタルコントロールに対応
- 自由度が更に向上したメニュー編集
- 90種類のメニューテンプレートが利用可能
- メニュー部品装飾機能の強化
- メニューサムネイル表示数の増減に対応
- アドバンスドハイライト(フォーカス)機能を搭載
- テンプレートメニューとオリジナル部品の混在が可能
- ハイライトマスク機能を搭載
- 全画面表示、レジュームに対応したシミュレ-ション
- 更に最適化が施された出力機能
- スマートインジケーターの搭載
- 詳細サイズ解析機能の搭載
- 連続書き込み機能の搭載
- TMPGEnc Smart Tap Controller に対応
- アーカイブ機能の搭載
- トランジション機能に3Dパターンを追加