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シャープ、輝き3000nitのPro IGZO OLED搭載スマホ。ライカ監修カメラで“見たまま”の色合いに
2025年5月29日 12:20
シャープは、ピーク輝度3,000nitの高輝度OLEDディスプレイを搭載したハイエンドスマートフォン「AQUOS R10」を7月上旬以降に発売する。カラーは、カシミヤホワイト、チャコールブラック、トレンチベージュの3色。ドコモとソフトバンクで販売するほか、SIMフリーモデルも用意する。
ディスプレイは、1~240Hzの可変駆動Pro IGZO OLEDを採用。サイズは約6.5インチで、解像度は1,080×2,340ドット。3,000nitの高いピーク輝度により、明部と暗部のコントラストが向上。日が差す風景から夜景の細部までリアルに描きだすという。全白輝度は1,500nit。
動画配信サービスなどのHDR非対応コンテンツも、さらに明るく鮮やかな映像で楽しめる「バーチャルHDR」を搭載。動画を全画面表示していないときは、再生中の動画部分だけを明るくするため、画面全体のまぶしさを軽減できる。
大型のスピーカーBOXを上下に搭載しているのも特徴。上部のスピーカーBOXをフルメタル化することで音圧を増強し、パワフルなサウンドを実現している。
立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応。音量に合わせて周波数特性を制御する新音響技術により、音量を小さくしても高域や低域が聴き取りやすくなっているという。またイヤフォンで聴く音も、「8Way Audio」技術により空間オーディオへの変換が行なえるようになっている。
カメラはライカカメラ社が監修。標準カメラには、1/1.55インチの新イメージセンサーを採用。暗い部分のノイズを低減する画像処理技術により、星やライトの輝きを一層引き立たせた美しい夜景を撮影できる。周囲の光を測定する14chスペクトルセンサーも搭載し、室内照明下など色味の調整が難しいシーンでも“見たまま”に近い自然な色合いの写真を残せる、とする。
AIによる合成処理技術にも対応。RAWデータを超える情報量で画像処理することで、ズームやナイトモードで撮影する際のディテール感や階調感を大幅に向上。写り込んだ影をAIが消す機能は、料理に加えて新たに書類などのテキストにも対応した。
背面のカメラスペックは、標準・広角カメラともに有効画素数が約5,030万画素CMOS。標準カメラはF値が1.9で、レンズは広角84度、焦点距離23mm相当。広角カメラはF値が2.2で、レンズは超広角122度、焦点距離13mm相当。
Dolby Visionでの動画撮影も可能。AIが被写体の動きを予測して追尾するオートフォーカスは動画にも対応しており、被写体が一時的に物陰などに隠れても捉え続けることができるようになった。
筐体部分は、ベイパーチャンバーとCPUの間に、高熱伝導素材である銅ブロックを圧着した新放熱構造を採用。CPUが発する熱をより効率よく拡散し、長時間の動画撮影など負荷の大きい場面でも軽快なパフォーマンスが継続するという。
CPUは、Snapdragon 7+ Gen 3 Mobile Platformで、2.8GHz+2.6GHz+1.9GHzのオクタコア仕様。RAMは12GB。
デザイナー・三宅一成氏が設立した「miyake design」がデザインを監修。従来機(AQUOS R9)でも採用していた“自由曲線”デザインを継承。光沢感が美しい上質なガラス素材を使用することで、生活空間や装いに心地よくフィットする3色に仕上げたという。
防水・防塵に加え、「MIL-STD-810G」準拠の耐衝撃性能に対応。急な雨で濡れてしまったときや、誤って落としてしまったときなども壊れにくい耐衝撃性能も備えている。
バッテリー容量は5,000mAh。外形寸法は約75×8.9×156mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約197g。