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アイ・オーのネットワークTVチューナが、録画番組「自動持ち出し」に対応

 アイ・オー・データ機器は27日、スマホやタブレット/PCでテレビを観られるテレキング「GV-NTX2」やHDDレコーダ「HVTR-T3HD」など、同社のネットワーク対応チューナのファームウェアと専用iOS/Androidアプリをアップデート。新たに「自動持ち出し」機能に対応し、録画予約時に指定しておくだけでスマホ/タブレットへの番組転送が自動で行なえるようになる。

「GV-NTX2」などのネットワークチューナが、録画番組の自動持ち出しに対応

 アップデートにより、同社のネットワークチューナ製品が備える、スマホ/タブレットへダビングする持ち出し機能を強化。従来は持ち出し完了までのすべての操作を手動で行なう必要があったが、これらを自動化することで利便性を高めた。なお、自動転送されるのはAndroid版アプリのみで、iOS版は番組変換終了のプッシュ通知をタップする必要がある。

 外出先から録画予約できる「テレキングリモート(テレリモ)」アプリで、予約時にあらかじめ「持ち出し用録画」の項目をオンにすると、チューナが別の録画などの処理を行なっていない時にスマホ/タブレット用変換(等倍速)を自動実行。Android版では変換終了後、チューナが繋がっているネットワーク内にスマホを無線LAN接続すると、番組視聴用の「テレキングプレイ(テレプレ)」アプリに変換した動画が自動転送され、端末のみで再生できるようになる。持ち出しの完了/失敗などのステータスは通知バーで確認可能。

Android版アプリの予約時の画面

 iOS版のテレリモとテレプレでは番組の自動転送は行なわれず、バックグラウンド起動時に変換終了した旨を知らせるプッシュ通知が届き、タップすると番組転送を開始する。

iOS版アプリの予約時の画面

 対応機種は、別売HDDへの録画に対応するテレキングシリーズ「GV-NTX1」、「GV-NTX2」、REC-ONシリーズ「HVTR-BCTX3」、「EX-BCTX2」と、HDDレコーダ「HVTR-T3HD」。いずれも自動持ち出しに対応するための本体ファームウェア Ver.1.02.00が提供される。

 アプリのアップデート後のバージョンは、「テレリモ」のiOS版がVer.1.0.5、Android版がVer.1.0.3。「テレプレ」のiOS版がVer.2.1.0、Android版がVer.2.1。なお、Windowsパソコン用にも「テレリモ」「テレプレ」アプリが提供されているが、これらは自動持ち出し機能には対応しない。