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ソニーがコラボ、“音で読む”新感覚マンガ。NCヘッドフォンを体験できる演出も
2017年3月22日 14:34
月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス刊)で連載されている、バンドコミック「SHIORI EXPERIENCE」と、ソニーのヘッドフォンがコラボ。ヘッドフォンを装着し、音と共にコミックが楽しめるコンテンツ「SHIORI SOUND EXPERIENCE -Noise-」が22日に公開された。無料で閲覧でき、ノイズキャンセリングヘッドフォンの効果を再現したシーンなども含まれている。
長田悠幸と町田一八による「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん」は、“ジミ”なアラサー高校教師・本田紫織が、アフロヘアーの“ヘン”なサイケおじさんに取り憑かれ、バンドで成功するために奮闘するという青春“ジミ&ヘン”グラフィティー。作中には往年の名曲や実話に基づいたエピソードなど、細かな音楽ネタが盛り込まれており、漫画ファンだけでなくロックファンも楽しめる作品になっている。
22日にWebで公開された「SHIORI SOUND EXPERIENCE -Noise-」は、そのコミックとソニーのヘッドホンがコラボしたもので、「視覚×聴覚で楽しむ新感覚マンガ」としている。
電子書籍のように、Webブラウザ上でコミックを読み進めるのだが、最初に、手持ちのイヤフォン/ヘッドフォンを装着した上で楽しむようメッセージが表示され、読み進めると登場人物達のセリフや、バスや電車などの環境音、生活音、掻き鳴らす楽器の音も、コミックと連動して再生され、耳でも作品の世界が楽しめるようになっている。
描かれるのは、主人公の紫織がかつてのバンド仲間である八千代・百華と再会するストーリー。本編では描かれていないシーンを新たに追加し「エピソード0」として特別に描き下ろされたもの。テーマは「ノイズに負けるな。」。バンドを続けられなかった後悔や諦められない思いを解き放つ紫織と仲間たちの心温まるストーリーとなっている。
高い重低音再生機能を持ち、ノイズキャンセリング(NC)機能も備えた「EXTRA BASS」シリーズのBluetoothヘッドフォン「MDR-XB950N1」の発売を記念したコラボであり、劇中には「MDR-XB950N1」も登場。
作中、ヘッドホンを着用した瞬間自分だけの世界に入り込み、かつての音楽への熱狂を思い出す力強いシーンでは、周囲の騒音を低減し音に没入できるNC機能を擬似的に体験できる演出もあり、コミックを楽しみながら、NC機能を理解できる。物語には分岐点も用意され、選択した内容によってストーリーや音の聴こえ方が変化する。
「MDR-XB950N1」は3月11日から発売されており、価格はオープンプライス、実売は27,000円前後。EXTRABASSシリーズの最上位ワイヤレスヘッドフォンで、MDR-XB950BT('14年発売)をベースにしつつ、NC機能を新搭載。iOS/Android向けの新アプリ「Sony | Headphones Connect」とも連携でき、サラウンド効果や低域の量感調整が可能。
長田悠幸
「文字」に「声」が。「オノマトペ」に「音」が。「バンドマンガ」に「サウンド」が。
原作のマンガを読んでもらえたらわかるのですが、「アニメ化、実写化、不可能」と思われていた本作がこういう形で発表できてとても嬉しいです! とてもいいエクスペリエンスをさせて頂きました。
町田一八
「漫画なのに音が聴こえる」
読者の方々にそう表現されてきた長田先生の絵から、本当に音が聴こえる!
いつも僕らが動かしているキャラクター達が喋る様子をみて、なんだか妙に照れました。アニメとはまた違う、魂の叫び(ブルース)溢れる漫画とサウンドのコラボレーションを是非エクスペリエンスして下さい!