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Insta360、E-inkディスプレイ搭載のワイヤレスマイク「Mic Pro」

Insta360は、フラッグシップワイヤレスマイク「Insta360 Mic Pro」を発売した。価格は送信機1台で18,500円。送信機1台+受信機1台の構成で34,500円から。

クリエイターや映像制作者、ポッドキャスター、イベント関係者などに向けたワイヤレスマイク。プロ品質の音声収録に加え、送信機にカスタマイズ可能なE-inkディスプレイを搭載し、出演者名やロゴ、チャンネルアートなどを表示できるのが特徴。

Insta360 Mic Pro 登場 ― あなたの声に、あなたのスタイルを

各送信機のE-inkディスプレイは、Insta360アプリから任意のグラフィックを設定可能。複数の送信機を使う現場でも、出演者やチャンネルを視覚的に識別しやすく、取り違えの防止に役立つ。E-inkは表示更新時のみ電力を消費するため、長時間撮影時のバッテリー消費も抑えられる。また、直射日光下での視認性にも配慮した。

収音部には3マイクアレイを搭載。デジタル信号処理により、全指向性、単一指向性、双指向性の3つの収音モードを選択できる。

全指向性モードは周囲の音を自然に収音するモードで、環境音を含めた収録に適する。単一指向性モードは前方の音声を強調し、Vlogやソロ配信、ASMR、ナレーション収録などに向く。双指向性モードは前後の音声を同時に収音でき、インタビューや対談での利用を想定する。

カメラに装着して使う場合は、単一指向性モードによりショットガンマイクのように前方の音声へフォーカスした収音が可能としている。

ノイズ低減機能として、内蔵NPUチップによるAIノイズキャンセリングにも対応。風切り音や雑踏音、環境ノイズを抑えながら、声の自然さと明瞭さを維持するという。屋外撮影やイベント収録、移動中のVlogなど、ノイズの多い環境での利用を想定する。

音声収録では、32bit float内部録音に対応。小さな声から突発的な大音量まで広いダイナミックレンジで記録でき、撮影中のゲイン調整や音割れのリスクを抑えられる。ポストプロダクションでは正規化処理により、音量調整を行ないやすい。

各送信機には32GBの内蔵ストレージを搭載し、個別録音が可能。ワイヤレス接続が途切れた場合やカメラ側にトラブルが発生した場合でも、送信機本体に音声をバックアップできる。録音データは30分ごとに自動分割される。ステレオ内部録音にも対応し、環境音やASMR品質の音声を最大32bit floatで送信機に直接収録できる。

自動ゲインコントロールは、クリッピング防止モードとダイナミックモードの2種類を用意。クリッピング防止モードは音量変化が大きい環境向けで、突発的な大音量による音割れを抑える。ダイナミックモードは、屋内収録や会話収録など、一定した音量が求められる場面に適する。

また、マルチ音声収録にも対応する。4対1モードでは、4台の送信機を1台の受信機に接続し、外部ミキサーなしで4つの独立した音声トラックを収録可能。ポッドキャストやパネルディスカッション、複数人インタビューでの利用を見込む。

2対4モードでは、2台の送信機の音声を最大4台の受信機へ同時配信できる。マルチカメラ撮影時の音声分配に対応し、ウェディングや企業イベント、放送用途などでの運用を簡素化できるとしている。別売のカメラアダプターを使用して対応するSonyカメラに接続した場合は、4チャンネル出力にも対応する。4チャンネル出力は48kHz/24bit。

Insta360カメラとの連携では、X5、X4 Air、Ace Pro 2、GO UltraなどとBluetoothで直接接続可能。受信機を使わず、48kHzのオーディオを収録できる。デュアル送信機による直接接続は、今後リリースされるInsta360カメラで利用可能になる予定。

バッテリー駆動時間は、送信機単体で最大10時間。充電ケースを併用すると最大30時間まで使用できる。5分の急速充電で最大約1時間の追加録音も可能。受信機は接続されたカメラと電源状態を自動同期し、未使用時には送信機と受信機が自動で電源オフになる。

タイムコード同期にも対応。高精度TCXO発振器により、24時間で1フレーム未満のズレに抑えられるとしている。マルチカメラ撮影時の映像と音声の同期を容易にする。

接続面では、3.5mmオーディオケーブルで一眼レフやミラーレスカメラに接続可能。スマートフォンにはUSB-CまたはLightningアダプターで対応し、Insta360カメラとはBluetoothで連携できる。