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旭化成エレ、オーディオ向けオペアンプ「AK491x」開発。“聴こえ”を重視、DACの性能引き出す
2026年5月20日 11:45
旭化成エレクトロニクスは、高音質オーディオ製品向けのオペアンプとして「AK491x」シリーズを開発した。サンプル提供中で、量産開始は2027年初頭を予定。シングルチャネルの「AK4911」と、デュアルチャネルの「AK4912」を用意する。
6月4日~7日にオーストリア・ウィーンで開催される国際オーディオ展示会「HIGH END Vienna 2026」で初展示する。ブースはHall X2の「E07」(Austria Center Vienna)。
AK491xシリーズは、AKMがDACで培ってきた独自の音作り思想にもとづくブランド「VELVET SOUND」の考え方を、アナログ出力段へと展開したオペアンプ。
近年、AK4499EXをはじめとする高性能DACの登場により、「デジタル音源を原音に極めて近いアナログ信号へ変換することが可能になっている。一方で、その性能を十分に引き出せるオペアンプの選択肢は限られていた」という。
AK491xシリーズは、信号に混ざる雑音を極限まで抑える超低ノイズ密度(0.96nV/√Hz)と、音のひずみを示す指標であるTHD+Nにおいて、極めて低く優れた特性(1kHzにおいて-150dB)を実現。従来のオペアンプでは困難とされてきた、高い音質性能を提供するという。
さらに±100mAの高い出力駆動能力により、DAC用途における複数信号の合成(8チャネル電流加算など)といった厳しい負荷条件下でも優れた音質特性を維持する、とのこと。
展示会場では、AK491xシリーズの紹介に加え、ホームオーディオ向け音場補正技術のデモも実施予定。AKMのエンジニアおよびオーディオマイスターによる技術説明や試聴セッションは、ブースE07にて事前予約制で行なう。
AK491xシリーズは、スペックだけでなく“聴こえ”を重視して開発しました。
音の細部まで澄み渡るクリアさと、空間の自然な広がり、芯のある力強さを高いレベルで融合することで、リアルで没入感のあるサウンド体験を目指しています。
優れた測定性能と音楽的な表現力を両立することが、これからのオペアンプに求められる価値だと考えています。
ぜひ展示会場で、実際の音を通じてその違いや、『まるで、そこにいるかのような』音の世界をお届けする、私たちのブランド理念やソリューションを体感していただければと思います。

