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Technics、SL-1200シリーズ最新「SL-1200MK7W」。モータ、プラッター、シャーシ刷新。SP盤でDJプレイ

SL-1200MK7W

パナソニックは、TechnicsブランドのダイレクトドライブターンテーブルSL-1200MKシリーズの操作感を踏襲しつつ、高音質を追求した「SL-1200MK7W」を6月中旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は124,000円前後。カラーはブラックとシルバー。

1972年の発売以来、SL-1200シリーズは、ダイレクトドライブ方式ならではの高音質と高い信頼性で、クラブやスタジオ、放送局などプロの現場で評価を獲得。1979年に発売されたSL-1200MK2以降、ピッチコントローラーを上下にスライド操作する「フェーダー型」に変更するなど、楽器を演奏するような直感的な操作性を実現し、ディスコやクラブカルチャーの発展とともに、DJターンテーブルの定番機としての地位を築いてきた。

SL-1200MK7Wは、現代のDJプレイに求められる高い操作性、耐久性、表現力を追求。ボタンレイアウトやプラッターの慣性質量など、DJパフォーマンスに大きく影響する基本仕様については、SL-1200MKシリーズの思想を継承しており、「過去のモデルを使い慣れた方も、従来と同様の操作感で使用できる」という。

その上で、高剛性筐体、高減衰インシュレーターなどの高音質化設計を採用しているのが特徴。

音質

Hi-Fiターンテーブルの開発で培った技術を応用。DJターンテーブルの核となるシングルローター型コアレス・ダイレクトドライブ・モーターは、SL-1200GRのものをベースに専用にチューニングしている。

ダイレクトドライブ方式の音質的な弱点であったコギングを解消し、モーターの安定した回転で、より高音質にレコードを奏でるという。

シャーシは、アルミダイカストとグラスファイバーを20%混入したABSによる2層構造で、歴代のシリーズと同じスプリングとラバーによる構成のインシュレーターと合わせて、高い制振性と高いハウリング耐性を実現。「本来の音と魅せるプレイを見事に両立できた」という。

トーンアームはTechnics伝統のスタティックバランス型のユニバーサルS字形トーンアームを継承。ジンバルサスペンション構造や軸受けには切削加工のベアリングの採用などと合わせ、高い初動感度を実現。ケーブルは、音質劣化の少ない金メッキを施した着脱式ケーブルを採用。メンテナンス性を高め、ブースのレイアウト変更も容易になる。

1200MKシリーズの操作感を継承

DJたちから「使い勝手の変わらないターンテーブルであることが魅力」と評価されていることから、SL-1200MK7Wではダイレクトドライブ・モーターやプラッター、シャーシなど、すべてを新開発しながら、トーンアームや各種操作スイッチなどの配置はSL-1200MKシリーズのレイアウトと操作感を踏襲。「これまでと変わらない使い勝手を実現した」という。

一新されたコアレス・ダイレクトドライブ・モーターも、専用に開発したアルミダイカストとラバーを貼り合わせた2層構造のプラッターと合わせてチューニングを行ない、SL-1200MK6と同じ慣性質量とした。モーターのトルク制御もすべて見直し、起動トルクやブレーキスピードまで、歴代の1200MKシリーズと同じ操作感を追求している。

DJ Play

コアレス・ダイレクトドライブ・モーターなど、Hi-Fiターンテーブルの開発で生まれた最新の技術を投入したことで、レコードを手から離す際の操作感であるモーターのトルク、ブレーキスピードの調整を高度なデジタルモーター制御技術で実現(4段階)。自分のベストなスタート/ストップのタイミングも微調整でき、プレイスタイルに合わせて細かなカスタマイズが可能という。

多彩なプレイを可能にする逆回転再生や78回転再生、±16%のピッチ調整にも対応。78回転はSP盤を聴くのに利用するが、これまでに実現できなかったDJプレイを可能にし、プレイの幅を広げられる。

LEDライトは赤色・青色の2色から切り換えられる。

出力端子はPHONO端子、PHONOアース端子。外形寸法は453×352×16mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約9.6kg。