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JVC、業務用4Kカメラ「GY-LS300CH」を4K/60p HDMI出力可能に。外部レコーダと連携

 JVCケンウッドは、JVCブランドの4K対応業務用ビデオカメラ「GY-LS300CH」において、4K/60p信号のHDMI出力機能を追加し、外部レコーダとの連携を可能にするファームウェアアップデートを5月29日に実施する。無償でアップデートでき、バージョンは4.0。

4K対応業務用ビデオカメラ「GY-LS300CH」

 「GY-LS300CH」は4K/30p収録に対応するカメラだが、国内の放送事業者が4K放送の標準規格として定めている4K/60pのHDMI出力に対応する事で、4K放送規格に対応した収録システムとして運用できるようになる。

 外部レコーダとして、ATOMOS製のモニタ一体型レコーダー「SHOGUN INFERNO」、「NINJA INFERNO」が対応しており、カメラ側には「SHOGUN INFERNO」、「NINJA INFERNO」の録画制御を可能にする専用RECトリガーも装備する。なお、収録にはSSDが必要。

 ファーム4.0では、SDカードの収録も強化。従来の4K/4:2:0に加え、4K/30p、4K/24pの4:2:2サンプリング記録も可能になる。ただし、4K/4:2:2記録モード時は、HDMI/SDI端子からの映像出力はHD信号のみとなる。

 さらに、Webブラウザによるカメラ操作が4K/30p、または4K/24p収録時にも使用可能になる。従来はHD収録時のみの対応だった。ブラウザからは、各種ネットワーク機能を使うこともできる。なお、4Kネットワーク機能有効モード時は、HDMI/SDI端子からの映像出力はHD信号のみとなる。また、ネットワーク機能のうち、ストリーミング機能は使用できない。