2月のBD売上は前年比75.2%、「ジュラシック・ワールド」などの反動減

　日本映像ソフト協会(JVA)は4日、2017年2月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は前年同月比66.4%の122億2,000万円で、売上本数は同76.1%の445万3,000枚。「ジュラシック・ワールド」や実写版「進撃の巨人 前編」などの大きな作品があった前年同月を大きく下回った。BD(UHD BD含む)とDVDの売上金額の割合は42.8：57.2。

　2017年2月のBDビデオ全体の売上金額は、前年同月比75.2%の52億2,600万円で、数量は同63.2%の100万9,000枚(いずれもUHD BD売上を含む)。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は42.8%で、数量の構成比は22.7%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比74.7%の49億3,700万円、数量は同62%の83万8,000枚。レンタル店用は売上額が同80.2%の2億5,100万円、数量が同67.6%の16万4,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比61%の69億9,400万円で、数量は同80.9%の344万4,000枚。内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比47.1%の36億9,000万円、数量は同42.2%の97万枚。レンタル店用は売上額が同90.6%の32億1,800万円、数量は同125.2%の243万1,000枚。

　雑誌・コミックなどに付く「特殊ルート」ビデオソフトは、BD売上額が3,500万円で、数量は7,000枚。DVDが700万円で、数量は2万6,000枚。

　BD/DVDの販売用の合計売上は前年比59.7%の86億2,700万円で、レンタル用の合計売上は同89.7%の34億6,900万円となった。

　2017年2月の新作BDビデオは、販売用が前年同月比83.5%の223タイトル、レンタルは同100%の14タイトル。新作DVDは販売用が同105%の402タイトル、レンタルは同126.3%の375タイトル。