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4K・8K放送対応の書体「ヒラギノTVゴシック」を開発

 SCREENグラフィックソリューションズは、4K・8K放送対応の「ヒラギノTVゴシック」6書体を開発した。テレビメーカーなどに7月から提供開始する。

 電波産業会(ARIB)が策定するARIB STD-B62規格に対応した、4K・8K放送対応のヒラギノTVゴシック書体で、「ヒラギノTV丸ゴS W4/W6」、「ヒラギノTV角ゴS W4」、「ヒラギノTV丸ゴU W4/W6」、「ヒラギノTV角ゴU W4」の6書体を開発。2018年12月にBS 4K放送が開始されるなど、テレビやケーブルテレビ用STBなどのメーカーにおいて、4K・8K放送の電子番組表や字幕放送に対応したフォントへの要求が高まっている。そうしたニーズに対応するため、4K・8K放送対応書体を提供する。

ヒラギノTVゴシック書体見本

 ARIB STD-B62は、4K・8K放送に必要となる文字セットとして規格化。従来のARIB STD-B24の文字セット(7,568文字)に第3/第4水準の漢字・非漢字、ARIB用外字などの文字を追加し、合計1万1,696文字の文字セットを収録している。「ヒラギノTVゴシック」の開発により、「超高精細なディスプレイにふさわしい高品位な画面表示が可能となり、製品の付加価値を高め、他社との差別化を図ることができる」としている。5月10日から12日まで東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「第20回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」に出展する。