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ファーウェイ、世界初Dolby Atmosサウンドシステム搭載ノートで日本のPC市場に参入

 ファーウェイ・ジャパンは、日本のパソコン市場に参入。13型のノートパソコン「MateBook X」を7月7日に発売する。PCで世界で初となる、Dolby Atmosサウンドシステムを搭載しているのが特徴。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は144,800円~201,800円。カラーバリエーションは、プレステージゴールド、スペースグレー、ローズゴールド。Dolby Atmosサウンドシステムは搭載しないが、12型の「MateBook E」という機種もラインアップする。

PCで世界で初となる、Dolby Atmosサウンドシステム搭載「MateBook X」

 「モビリティを重要視するスマートフォンメーカーならではのノウハウを存分に活かした」というノートパソコンで、13型ながら、A4サイズよりコンパクトな筐体サイズを実現。 厚さも12.5mmに抑え、「カバンにすっきり収まるスタイリッシュなボディ」という。金属筐体で質感を高めつつ、重量は1.05kgとした。表面処理には、スマートフォン「P10/P10 Plus」にも採用しているサンドブラスト処理を、 エッジ部分にはダイヤモンド・カット処理を施している。外形寸法は286×211×12.5mm(幅×奥行き×厚さ)。

 AV的な特徴は、「Dolby Atmosサウンドシステム」を搭載した事。ドルビーとファーウェイの技術者が、ソフトウェアだけでなく装置設計から共同開発したもので、この製品のために設計された2つのモーターを持つ専用スピーカー、 大音量での音のひずみを抑えるための制振材を採用。これらのハードウェアを最大限に活かす、精密なソフトウェアのチューニングを組み合わせる事で、「より大音量で解像度の高い豊かな音を再する」という。

 内蔵スピーカーでの再生だけでなく、ヘッドフォンのサウンドにも採用されており、映画、テレビ、ゲーム、音楽ライブなど、様々なエンターテインメントを、「自分がまるでその場にいるかのような感覚で楽しめる」とする。ノートパソコンながら、大音量での再生も可能という。

 ディスプレイ両端のベゼル幅は4.4mmと狭額縁で、「スマートフォンやタブレットと同じようにベゼルと画面の境目を無くしたフラットスクリーン」だという。ディスプレイの解像度は2,160×1,440ドットで、静電容量式の10ポイントタッチパネル仕様。静電容量式ペンを使った入力もサポートする。コントラスト比は1,000:1。色再現率(sRGB)は100%。画面比率3:2と縦の比率が大きいため、「資料作成などに適し、生産性を向上」するという。CorningのGorilla Glassも採用し、傷がつきにくくなっている。

 メモリは8GB。CPUとストレージメモリは機種によって異なり、Intelの第7世代Core i7、もしくはi5の機種をラインナップ。SSDの容量は、Core i7モデルが512GB、i5は256GBとなる。CPUの発熱対策には、独自のスペース・クーリング・テクノロジーと、 航空宇宙グレードの放熱素材を活用。ファンレスを実現している。OSは、いずれのモデルもWindows 10 Home 64bit。Office Home & Business Premiumプラスが付属するモデルと、しないモデルも選べる。

 スマートフォンで培った指紋認証技術をPCにも採用。スイッチオンからログインまで、ワンタッチで可能という。指紋センサーは3D認証で、様々な角度からタッチして認証できる。

 バッテリ持続時間は連続約10時間。付属のポケット・チャージャーは可搬性を重視して151gに抑え、従来のノートパソコンのアダプタより軽くコンパクトになっている。

 キーボードはストローク1.2mm、キーピッチ19.2mmのフルサイズで、薄くコンパクトながら、打鍵の快適性などにこだわった。周辺が暗くなれば自動的にバックライトが点灯する。防滴仕様で、水滴が落ちたり、濡れた手で触っても安心だという。

 拡張性を高めるために、別売の「MateDock 2」(店頭予想価格7,300円前後)を用意。VGA、HDMI、USB-A、USB-Cを拡張できる。

別売の「MateDock 2」で拡張性アップ