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ソニー、77型の4K有機ELテレビ「BRAVIA A1 KJ-77A1」。実売250万円

 ソニーは4K有機ELテレビ「BRAVIA A1シリーズ」の77型モデル「KJ-77A1」を8月5日から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は250万円前後。

BRAVIA A1

 6月に発売したソニー初の4K有機EL BRAVIAは55型と65型の2サイズ展開だったが、77型の「KJ-77A1」を追加。3サイズ展開とする。

 画面サイズ以外の基本仕様は共通で、77型/3,840×2,160ドットの有機ELパネルと、HDR対応の高画質プロセッサ「X1 Extreme」を搭載。自発光デバイスである有機ELパネルを活かし、Ultra HD Blu-rayなどのHDR高画質を引き出すという。広色域なトリルミナスディスプレイやデータベース超解像を行なう「4K X-Reality Pro」も搭載している。

 HDR信号は、Ultra HD Blu-rayなどで採用されている「HDR 10」に加え、4K放送で採用される「Hybrid Log Gamma(HLG)」に対応。またDolby Visionにも今後のアップデートで対応予定。なお、3Dには非対応。

 前面がほぼ映像表示画面となっており、その裏側に映像処理系やサブウーファを内蔵したデザインを採用。画面は5度上方向に傾いており、ローボードや床置きでの映像の見やすさを高めている。

 また、BRAVIA A1シリーズの特徴である、テレビの画面そのものを振動させる「アコースティックサーフェイス」を搭載。画面を振動板として利用するもので、4基のアクチュエータと1基のサブウーファによる2.1ch構成を採用。総合出力は50W「画面自体から音が出る」ため、自然なリップシンクやセリフの聞こえやすさを実現し、「映像のリアリティを向上する」という。デジタルアンプのS-Masterやフロントサラウンド技術の「S-Force Surround」、AACなどの圧縮音源を補間して高音質化する「DSEE」も搭載する。

アコースティックサーフェイスを搭載し、画面そのものから音を出力

 チューナは、スカパー! プレミアムサービスチューナ×1と、地上/BS/110度CSデジタル×2。別売の外付けUSB HDDを接続し、番組録画も行なえる。USB端子×3を装備。EthernetとIEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LAN、Bluetoothを備えており、映像配信サービスの視聴やスマートフォン連携(Video & TV SideView)が行なえる。

 OSはAndroid TVで、映像/音楽配信サービスや写真やゲームアプリ、検索などに対応。Google Playからのアプリダウンロードや、Chromecast built-inによるスマートフォンからのコンテンツ出力操作に対応する。

 Netflixや、ひかりTV、Hulu、Amazonビデオ、dTV、YouTube、DAZN、スポナビライブ、AbemaTVなどの映像配信サービスに対応。Google Play Movieにも対応し、リモコンに専用ボタンを備えている。

 録画やYouTubeなどのネットサービス、好みの番組ジャンルなどに、ワンボタンでアクセスできる「番組チェック」にも対応。「かんたんメニュー」により、番組を見ながら画面下に表示したUIを確認し、番組表の起動やHDMI入力切替が行なえる。

 リモコンは音声操作対応で、録画番組検索やYouTubeの検索などが可能。ソニー独自の音声解説技術により、音声予約や絞込み検索機能を新搭載し、時制(いつ)×キーワード(何を)×アクション(録画/再生)による操作に対応。例えば、「今週末のお笑い番組を予約」といった文章で、録画予約が行なえる。

 HDMI入力は4系統で、HDMI2/3入力が4K/60p 4:4:4対応。コンポジットビデオ入力×1、光デジタル音声出力×1、ヘッドフォン出力×1(サブウーファ兼用)などを装備する。消費電力757W。年間消費電力量は404kWh/年。スタンドを含む外形寸法は172.1×39.9×99.3cm(幅×奥行き×高さ)、重量は45.3kg(本体のみは37.8kg)。