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「TOHOシネマズ 赤池」が11月下旬開業。愛知県初のMX4D、Atmosや大画面TCXも

 TOHOシネマズは、愛知県日進市に、新たなシネマコンプレックス 「TOHOシネマズ 赤池」を11月下旬にオープンする。同市の赤池駅至近にセブン&アイ・ホールディングスが開業する商業施設「PRIMETREE AKAIKE(プライムツリー赤池)」内に出店し、10スクリーン約1,700席を用意。愛知県初となるアトラクション型4Dシアター「MX4D」や、立体音響のドルビーアトモス(Dolby Atmos)などを導入する。

「TOHOシネマズ 赤池」のイメージ

 MX4Dは、MediaMationが開発した体感型4Dシアターシステム。映画のシーンに合わせて、客席のシートが前後、左右、上下に動くとともに、風、ミスト、香り、ストロボ、煙や振動などの11種類の特殊効果が連動。一般的なシアターとは異なる「アトラクション型の映画鑑賞スタイル」を実現するという。

MX4Dを愛知県で初めて導入

 メイン館には、左右の壁いっぱいまでスクリーンを拡大し、同規模座席数のスクリーンに比べて約120%大きいTOHOシネマズ独自規格の「TCX」を装備。床、壁、天井やシートのカラーはダーク系に統一し、光の反射を軽減して迫力のある映像に没入できるという。

 立体音響のDolby Atmosもメイン館に採用。頭上のオーバーヘッドスピーカーや、複数のスピーカーを増設することで、映画館内のどの位置にでも音を精密に定位、移動させてよりリアルな3次元的表現を可能とした。

 また、全スクリーンに、リボンドライバー方式をシネマ用スピーカーに採用した「ヴィヴ・オーディオ」を導入。複数のスピーカーを直線状に並べたラインアレイ方式によって音の指向性が高まり、音が上下に拡散しないため、客席の前方から後方まで均一に音が届き、劇場内の「音のスイートスポット」を拡大するという。

ヴィヴ・オーディオを全スクリーンに導入

 そのほか、ゆったりと映画を鑑賞できる 「プレミアボックスシート」を愛知県の劇場として初導入。海外のエアラインでも採用されている革張りのシートを、重厚な木目調のボックスで仕切り、「映画鑑賞に没頭できるセミプライベートな空間を演出する」という。荷物置きも合わせると従来シートの約1.5倍の広さとなる。