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バスケ日本代表が新体制で東京五輪へ始動。29日から強化試合、スポナビライブ配信

 ソフトバンクは、7月29日からの「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2017」を目前に控えた、日本代表「AKATSUKI FIVE」の候補選手を招き、ソフトバンク社員による激励会を7月19日に開催した。

AKATSUKI FIVEの代表候補選手のうち18名と、佐古賢一アシスタントコーチ

 同社は'16年秋に開幕したプロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」のトップパートナーを務め、映像配信サービスの「スポナビライブ」で全試合を配信するなど、日本のバスケットボールを応援。29日と30日に東京・渋谷区の青山学院記念館で開催される「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2017」はスポナビライブで配信され、スマートフォンやPC、Fire TV/Android TVなどを使って視聴できる。

 激励会は、7月19日に東京・港区のソフトバンク本社で開催。富樫勇樹選手ら代表候補のうち18名が来場。それぞれの抱負や2020年の東京オリンピックにかける思いなどを語った。

 会場には、ソフトバンク社員の900人を超える希望者から抽選で選ばれた600名以上が参加。多くの人が立ち見となる中、代表候補選手がハイタッチを交わしながら入場。ソフトバンクによる応援団と会場から必勝祈願のエールが送られ、社員から花束が贈呈された。

600名以上のソフトバンク社員の中を選手が来場
応援団によるエールが送られた
社員から花束贈呈

 ソフトバンクの副社長兼COO 榛葉淳氏は、「ソフトバンクは、スマホやネットが当たり前ではなかった30数年前に、これからの情報革命に役立つ事業を、ということでスタートした。お客様が喜ぶコンテンツとして、典型的な例がスポーツ。これまで、(テレビでは)限られた試合しか観られなかったホークスの試合がネットでリアルタイムに観られるようにするなど、力を入れてきた。(男子バスケットボールの東京オリンピック出場について)世界の壁は厚いが、高いほど達成した時に満足感があり、それをファンが見て感動を呼ぶと思っている。ソフトバンクグループはAKATSUKI FIVEを応援し続ける」と述べた。

ソフトバンクの副社長兼COO 榛葉淳氏

 日本バスケットボール協会の三屋裕子会長は、「2020年の東京オリンピックでは、開催国出場の枠がない中。1試合1試合勝ち抜いていかないといけない。11月からのワールドカップ予選、19年のワールドカップに出場し、その結果によって2020年のオリンピック出場が決まる。ここから負けられない戦いが始まっている。果敢に挑戦して、今日のご恩をお返ししたい」と力強く宣言した。

日本バスケットボール協会の三屋裕子会長

 第2部として、スポナビライブで配信しているB.LEAGUE専門番組「B.WEEK!!」出張版のライブ配信がスタート。MCのサッシャさん、麒麟の田村裕さん、アシスタントの淡輪ゆきさんが、選手や佐古賢一アシスタントコーチにインタビューした。

左から、淡輪ゆきさん、サッシャさん、麒麟の田村裕さん

 佐古賢一氏は、元日本代表選手としてオリンピック出場を賭けた戦いに挑み、今回は新たにAKATSUKI FIVEのアシスタントコーチに就任。これまでアルゼンチン代表などを率いてきた、新ヘッドコーチのフリオ・ラマス氏とともに6月から新体制が発表された。発足後初の国際大会が7月29日と30日のウルグアイ戦となる。

 佐古氏は「合流して2週間だが、いい雰囲気。成し遂げそうな感じを持っている。選手は上から下まで(の世代に)戦いがあって、質の高い練習をしている。(選手としては)5回オリンピックに挑戦してダメだった。'20年に向かって自分ができることを、悔いの無いように、サポートしていきたい」と述べた。

佐古賢一氏

 続いて、視聴者から、Twitterで寄せられた質問に、くじ引きで当たった選手が答えるというコーナー。試合では見られない素顔などに迫る質問も寄せられた。

 「代表候補の中でライバルは誰?」という質問に答えたのは比江島慎選手。大学時代も激しい争いを繰り広げた田中大貴選手を挙げ、「スピードやフィジカルでは負けるけど、フェイントなら負けないと思っている」とコメント。田中選手も同じく比江島選手をライバルとして意識。比江島選手が得意とするフェイントに対して自身のプレイは「性格がまっすぐなので。(比江島選手は)性格も動きもくねくねしてる」と返して笑いを誘った。

比江島慎選手(左)と、田中大貴選手(右)

 「練習以外の時間は何をしていますか?」という質問に、19歳のシェーファー アヴィ幸樹選手は「寝ています」とマイペースな回答。麒麟・田村さんが「いつもは誰と話すの? 」と聞くと、英語で会話するアイラ・ブラウン選手を挙げ「いつもありがとう」と普段の仲の良さをのぞかせた。

シェーファー アヴィ幸樹選手(写真左奥)と、アイラ・ブラウン選手(右奥)

 そのほか「この選手のここがすごい」ところを互いに紹介してほしいという質問では、太田敦也選手が合宿中も毎日電話するという夫婦仲の良さや、富樫勇樹選手と馬場雄大選手が東アジア大会中に遊戯王カードでバトルしていたといった、様々な一面が明かされた。

各選手の「ここがすごい」ところ

 激励会の最後は、司令塔として期待される富樫勇樹選手が代表して決意表明。「皆さんの期待の高さを感じた。一緒にオリンピック出場を勝ち取りたい。29日と30日の2日間、青山学院記念館で行なう強化試合に足を運んでいただき、応援をよろしくお願いします」と五輪出場への強い意欲を示した。

富樫勇樹選手
B.LEAGUE初代チャンピオンとなり、大きな存在感を示した古川孝敏選手は、日本代表としての戦いに向け「メダルを目指して1日1日大切にしたい」
高い身体能力を持ち、代表戦でも豪快なダンクで印象付けた21歳の馬場雄大選手。「フレッシュマンらしく声を出したり、流れが悪い時に、勢いをつけるような思い切りあるプレイを意識している。ウルグアイ戦では、責任をもってプレイしたい。失敗を恐れず、外角シュートやボール運びなど積極的にトライしていきたい」
攻守に渡る中心選手として期待される田中大貴選手。「ヘッドコーチが変わるので、その中でやろうとしていることにチャレンジしたい。その結果で課題を見つけていきたい」

スポナビライブで強化試合など配信。プレゼントキャンペーンも

 「スポナビライブ」は、B.LEAGUEのほか、大相撲、海外サッカー、男子テニスなどの試合のライブ中継が楽しめるスポーツ映像配信サービス。スマホやタブレット、PCのほか、Fire TV/Android TVを使ってテレビでも観られる。料金は月額1,480円で、ソフトバンクやワイモバイルのスマートフォン、Yahoo! JAPANの有料サービス「Yahoo!プレミアム」の契約者は月額980円で利用できる。

 なお、ウルグアイとの強化試合は、7月29日の第1戦がNHK BS-1で、翌30日第2戦はTOKYO MX 1でテレビ生中継も行なわれる。

 ソフトバンクでは、Twitterを使ったプレゼントキャンペーンを実施。7月29日と30日の「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2017」ウルグアイ戦のチケットまたは選手のサイン入りユニフォームが抽選で計229名に当たる。ソフトバンクの公式Twitterアカウント(@SoftBank)をフォローして、プレゼントの告知をリツイートすることで応募できる。

Twitterで応募できるプレゼントキャンペーン

 さらに、ソフトバンク表参道の店舗でもキャンペーンを実施。ソフトバンク利用中またはキャンペーン期間中にソフトバンク表参道で新規加入(MNP含む)し、アンケートにお答えると、先着100組200名に、バスケットボール男子日本代表国際強化試合2017のペア観戦チケットをプレゼント。期間は7月20日~28日。

 また、AKATSUKI FIVE男子日本代表候補選手が来店するトークイベントも7月24日午後7時30分より行なう。参加予定選手は富樫勇樹選手、比江島慎選手、田中大貴選手。イベント当日に、ソフトバンク表参道でスポナビライブに加入すると、先着20名に、選手と記念撮影ができる権利と、選手の直筆サイン入り写真立てがプレゼントされる。

表参道で選手の来店イベントも