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iFi-Audio、PCとUSB DACの間に挟み音質改善する「iGalvanic 3.0」

 トップウイングサイバーサウンドグループは、パソコンとUSB DACの間に接続してガルバニック・アイソレーション(絶縁)による音質向上を図る、英iFi-Audioのオーディオアクセサリ「iGalvanic 3.0」の発売日を8月25日に決定した。価格は45,000円。3月の製品発表会で4月上旬発売予定としていたが、生産の遅れを理由に発売を延期。今回発売日が正式に決定した。

iGalvanic 3.0

 USBオーディオの伝送時に受ける影響のひとつ、ガルバニック電流の対策を行ない、音質向上を図る。グラウンドループ(アースループ)の遮断や、高速なUSB伝送を必要とするアプリケーションでノイズが合体するのを避けるのに有効としている。500mA負荷時のノイズフロアは0.5μV(0.0000005V)。

 前面にデバイス機器用のUSB Type-A端子、背面にソース機器用のUSB Type-B端子を搭載。利用できるデバイスは、USB 2.0やUSB 3.0に対応したUSB DACや外付けBlu-rayドライブなど。

USB 3.0対応。USBオーディオの音質向上を図る

 ハムノイズなどを回避するための「GroundLink」を備え、システム内のアイソレーションを最適化するための切り替えスイッチを搭載。トランスなどの基幹部品は自社内製で手巻きで仕上げたという。パナソニック製のOs-Con(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)を採用するなど、パーツにもこだわった。

 USBバスパワーで動作し、消費電力は6W以下(USBデバイスへの供給を含む)。筐体は航空機グレードのアルミニウム合金を使用している。外形寸法は67×93×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は128g。

 なお、iGalvanic 3.0にノイズ低減用アクセサリ「iDefender3.0」と、オーディオ向けDC電源アダプタ「iPower5v」を組み合わせた限定パッケージ(48,000円)を、9月25日より発売する。