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「Pixel Watch 4」大画面で明るく、心電図にも対応。声をかけてGemini AI活用
2025年8月21日 01:00
Googleは、新スマートウォッチ「Pixel Watch 4」を発表した。Googleストアで10月9日から発売で、価格は41mm Bluetooth/Wi-Fiが52,800円、45mm Bluetooth/Wi-Fiが59,800円。LTEモデルも用意する。
Googleストア限定で、対象スマートウォッチの下取りをすると、実質27,000円から購入できるキャンペーンも9月8日まで実施する。また、Pixel Watch 4をGoogleストアで予約購入すると、Pixelスマホとウォッチのスタンドが抽選でプレゼントされる。
ディスプレイ部分は10%大きくなり、ベゼルは16%スリム化、ピーク輝度は3,000nitと、50%明るさがアップした。また、ディスプレイは水の表面張力から着想を得て、中央が少し盛り上がり、外周に向けてなだらかに下がっていく形状になっている。
Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2とCortex M55コプロセッサを搭載。デュアルチップコンピュートアーキテクチャー部分が、機械学習対応のマイクロプロセッサーになっており、処理速度は25%向上。消費電力は50%削減した。
バッテリー駆動時間は25%向上。41mmモデルは最長30時間、45mmモデルは最長40時間で、バッテリーセーバーモードを使うと、41mmで最長2日間、45mmで最長3日間持つ。
さらに、Pixel Watch ソフトウェア・プロダクトマネジメントのライアン・クレムズ ディレクターは、「充電について、できるだけ考えなくてすむように、高速充電機能も進化。25%高速化し、15分以内で1日分のバッテリーを充電できる」と説明。
さらに、時計を横向きに設置する新しい充電ドックも開発。ドックにPixel Watch 4を設置すると、自動的に時計表示も見やすい横向きになる。
睡眠トラッカーや、皮膚温センサーも高精度化。デュアル周波数対応のGPSも高精度なものを搭載。自転車に乗っている時には、速度や心拍などのアクティビティ情報をPixel Watch 4から、連携したスマホへと伝送。その情報を、スマホ画面上に表示できるようになった。
新たな機能として、日本でも心電図(ECG)情報がPixel Watch 4で得られるようになった。30秒の計測で、心電図情報が得られ、健康状態の管理に役立つとのこと。
AIのGeminiを搭載した、パーソナルヘルスコーチ機能も開発。ユーザーの運動を測定するだけでなく、成長を促す指標を提示してくれるほか、熟睡するためにはどうしたらいいか、時差ボケを解消したいなどの相談にもAIが答えてくれる。Fitbit Premiumとして、10月から米国向けにスタートする予定。
使い勝手も進化。スマートウォッチに触れなくても、手を上げてPixel Watch 4に話すだけでGeminiが利用可能になった。例えば、ウォーキングやジョギング中に、腕をあげてPixel Watch 4に「運動にマッチした曲をかけて」と頼んだり、「毎週この時間にジョギングの予定をカレンダーに登録して」といった依頼ができる。