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ソニーの「MDR-1A」と「XBA-N3」に4.4mmバランスケーブル同梱モデル

 ソニーは、発売中の密閉型ヘッドフォン「MDR-1A」と、イヤフォン「XBA-N3」の派生モデルとして、4.4mm 5極のバランスケーブルを同梱した製品を10月7日に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はヘッドフォンの「MDR-1ABP」が30,000円前後、「XBA-N3BP」が37,000円前後。ヘッドフォン/イヤフォンの仕様は既発売のものと同じ。

4.4mm 5極のバランスケーブルを同梱したヘッドフォン「MDR-1ABP」

 4.4mmバランス駆動をより身近にするために用意された、バランスケーブルセットモデル。ヘッドフォンの1ABPはバランスケーブルと、リモコンマイク付きのアンバランスケーブルを両方付属しているが、イヤフォンのN3BPはバランスケーブルのみとなっている。

4.4mm 5極端子を採用

 MDR-1ABPのユニットは、40mm径HDドライバー。振動板のハイコンプライアンス化により、低域再現性を高めつつ、100kHzの高音域再生に対応。軽量のCCAWボイスコイルを用いる事で、高域でのリニアリティの高いレスポンスも実現している。

 振動板は、液晶ポリマーフィルムの表面に、アルミニウムの薄膜をコーティングした「アルミニウムコートLCP振動板」を採用。ハウジングにはビートレスポンスコントロール技術を投入し、ハウジングに設けた通気孔を使い、低域の通気抵抗をコントロールし、過渡特性を改善。リズムを正確に再現できるという。

「MDR-1ABP」

 ケーブルは片出し。イヤーパッドには、エルゴノミック立体縫製を採用。頭部の凹凸にフィットする構造であり、パッドが内側に倒れこむ「エンフォールディングストラクチャー」構造を採用。気密性を高め、音漏れを低減。重低音再生にも寄与している。

 独自のハンガー構造の「インワードアクシスストラクチャー」も採用。ハウジングの回転軸をより内側に向け、装着安定性を高めている。重量は225g。

4.4mm 5極のバランスケーブルを同梱したイヤフォン「XBA-N3BP」

 イヤフォンのXBA-N3BPは、バランスド・アーマチュア(BA)ユニットとダイナミック型を両方搭載したハイブリッドタイプ。

 ダイナミック型ユニット×1基と、BA×1基の2ウェイで、LCP振動板を採用した9mm径のダイナミック型ユニットと、小型化したBAユニットを組み合わせている。LCP振動板は、振動板材料として理想的な特性を持つというもので、色付けの少ないクリアなサウンドが特徴。

 ドライバユニットの後方に設けた拡張音響空間に、極細の音響管を接続。振動板背面の通気を精密にコントロール。豊かで最適なバランスの中音域の再生と、低音域から高音域にかけての自然な音のつながりも実現している。ケーブル接続の端子はMMCX。重量は約7g。

XBA-N3BP

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