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B&O、高音質4K有機ELテレビ「BEOVISION ECLIPSE」。小型で2,100W出力の「BEOLAB 50」も

 Bang & Olufsen(B&O)は、「IFA 2017」において、高音質スピーカーを備えた有機ELテレビ「BEOVISION ECLIPSE」や、フロア型スピーカー「BEOLAB 50」を発表した。

有機ELテレビ「BEOVISION ECLIPSE」
フロア型スピーカー「BEOLAB 50」

音が良い有機EL「BEOVISION ECLIPSE」

 「BEOVISION ECLIPSE」は、B&Oが提携しているLGのテレビ技術と、B&Oのスピーカーを組み合わせた“音が良い有機ELテレビ”として製品化。4Kパネルと総合出力450Wの3chスピーカーを備える。55型と65型を用意し、11月から発売する。

BEOVISION ECLIPSE

 アルミボディを採用。画面が左右に90度スイーベルするほか、スタンド部に回転機構を備え、支柱の部分が可動するため、画面を壁に寄せたり、前にせり出したりできるのも特徴。壁掛け用に、60度のスイーベルも可能なブラケットも用意する。スピーカー部に、オプションで用意するファブリック素材のカバーを用意。デザインを変えて楽しめる。

 AirPlayやBluetoothのほか、Chromecast built-in、DLNAにも対応し、スマホからの操作で対応する音楽配信サービスなどを聴くことも可能。WebOS 3.5搭載で、スマートテレビ機能を利用可能。

主な特徴

 「IFA 2017」開幕前のプレスカンファレンス時に、B&Oブース内のBEOVISION ECLIPSEで、映像/音楽コンテンツを視聴した。周囲はブース設営で大きな騒音が響く中でも、BEOVISION ECLIPSEは力強い音がスピーカーから出ていることを実感。特に高域の繊細な音が、周囲の騒音で消されずにしっかり届いたことから、単に“迫力のある音”というだけでなく、単体スピーカーとして音楽配信などを聴くのにも適しているようだ。

フラッグシップの機能を小型筐体に詰め込んだ「BEOLAB 50」

 1台あたり18ユニット、8,200W高出力アンプ内蔵の“モンスター級”フラッグシップモデルとして'15年に登場した「BEOLAB 90」の弟分という「BEOLAB 50」を発表。一般家庭にも合うというサイズにまで本体を小型化し、7基のユニットと2,100Wのアンプを備える。日本でも9月9日発売で、価格は475万円(ペア)。

BEOLAB 50
フラッグシップモデルBEOLAB 90(写真)の機能を、コンパクトな本体に凝縮

 BGMとして音楽を流すことも想定し、ツイータ部のウェーブガイドは電動で開閉。リスニング向けの「ナローモード」に加え、スイートスポットを広げる「ソーシャルモード」も利用できる。

ツイータ部のウェーブガイドがリモコンで開閉
背面
内部構造
日本でも発表された、自由なレイアウトで壁掛けできる薄型オーディオシステム「BEOSOUND SHAPE」も展示