ニュース

ERATO、グラフェンドライバ採用で14,880円の完全分離型Bluetoothイヤフォン「VERSE」

 バリュートレードは、米ERATOの左右完全分離型Bluetoothイヤフォン新モデル「VERSE」(ヴァース)を10月6日に発売する。価格は14,880円で、カラーはブラックとホワイトを用意。取扱予定店舗は、AppBank Store、eイヤホン、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、蔦屋書店・蔦屋家電、フジヤエービック、ロフト。一部販売店ではWebサイトで先行予約販売を9月29日から開始する。

VERSE(ブラック)
VERSE(ホワイト)

 初代「Apollo7」の設計思想を受け継ぎつつ、「惜しみなく数多くの高音質技術を投入しながら、全世界戦略モデルとして半額以下の価格を実現した」という製品。Apollo7は'16年9月に36,880円で発売され、'17年4月に33,880円に値下げしている。VERSEは14,880円。

 デザインはApollo7と似ているが、aptXコーデックには非対応で、小型化にこだわらない設計とし、カラーバリエーションも2色に減らしたことでコストダウンを図り、「大学生など若年層でも購入しやすい」という価格に抑えた。

VERSE(ブラック)

 VERSEの特徴は、独自開発した「GrapheneDriver(グラフェンドライバー)」を採用した事。振動板に、炭素素材の一種であり、ダイヤモンド以上に炭素同士の結合が強く、強度や剛性を高いレベルで実現したGraphene(グラフェン)をコーティングしたもの。ひずみの原因となる不要な分割振動を抑制する。これに、独自のチューニングを施すことで、「低音域、中音域、高音域すべてにおいて、ハイスピードでクリア、且つダイナミックなサウンド実現した」とする。

VERSE(ブラック)
VERSE(ホワイト)

 Bluetooth 4.2に準拠し、コーデックはAACとSBCに対応。プロファイルはA2DP 1.2、AVRCP 1.4、HFP 1.6、HSP 1.2をサポートする。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。

 左右のイヤフォンにボタンを1つずつ備え、音量調整や再生コントロールが可能。右側のボタンは音量アップ(2度押し)と曲送り(長押し)、左側のボタンは音量ダウン(2度押し)と頭出し(長押し)が割り当てられ、再生/一時停止/着信応答はどちらかを1回押す。内蔵マイクで最大4時間の通話が可能で、通話音声は左のイヤフォンのみに流れる。

 イヤフォンのサイズは約16.5mmで、重さも片方約4.5gと軽量。さらにIPX5の防水性能も実現している。

Apollo7の後継機「Apollo7s」(左)とVERSE(右)を並べたところ
充電端子のデザインも変更

 イヤフォンには、片側にそれぞれ60mAhのリチウムイオンバッテリを搭載。付属のケースがモバイル充電器としての機能も備えており、ケースには800mAhのバッテリを搭載。音楽の連続再生時間は最大3時間、ケースにセットすると、合計4回までフル充電できるので、最長15時間の音楽再生と20時間の通話に対応する。ケースの充電時間は約2時間。

 Spinfitと共同開発された専用イヤーピースを同梱。ピースの先端が360度動くことで、耳の穴に沿って奥まで差し込め、遮音性を高め、クリアでダイナミックな音を体感できるとする。S/M/Lの3サイズを同梱。

 充電ケースの外形寸法は、55×25.5×55mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は49g。

Spinfitと共同開発された専用イヤーピースを同梱