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ラズパイオーディオに、DAC基板接続のRCAやOLED表示を追加可能にする拡張パネル

 ステレオサウンドは、小型コンピュータのRaspberry Pi(ラズペリーパイ)でオーディオを楽しむ「ラズパイオーディオ」用アクセサリ2製品を10月16日に発売する。N2 Factory製の既発売アルミシャーシ「NM-RP3」向け拡張キットで、価格はRCA端子取り付け用の「NR-1」が2,900円(税込)、有機ELディスプレイ(OLED)取り付け用の「NR-2」が3,400円(税込)。

RCA端子取り付け用「NR-1」の装着例(基板やケースは別売)

 同社の雑誌「デジファイ」で付録として提供しているオーディオ基板と、アルミ削り出し工程を得意とするN2 Factoryが設計したアルミシャーシのNM-RP3に追加できる、拡張キット。「NM-RP3の利用シーンを拡大し、新たな楽しみを追加する」としている。組み立て説明書も付属する。

有機ELディスプレイ(OLED)取り付け用「NR-2」の装着例(基板やケースは別売)

 RCA端子取り付け用のNR-1は、HAT準拠のI2S接続DACボードが装着されたRaspberry Pi基板をNM-RP3に収納するための拡張キット。DACの「Sabreberry32」や「msBerryDAC」などに、RCA端子をユーザー自身が取り付ける場合に、NM-RP3とNR-1を使えば、全高を抑えたコンパクトなスタイルのままDACを内蔵し、高品質なRCA端子から音声信号を取り出せるという。

 電源供給用の丸型ジャックやヘッドフォンジャック用の取付穴も加工。これらの端子やジャックは、強固なアルミパネルに取り付けられる。構成パーツは、本体背面カバープレート、端子装着用リアパネル、取付ビスセット(金属スペーサー×4、ビス×4)。

NR-1の構成パーツ
装着後の背面

 NR-2は、電子部品専門店などで入手できるOLED表示部品が取り付けられるようにリアパネルを天地方向へ大型化した拡張キット。Sabreberry32やmsBerryDACなどを装着した基板をNM-RP3に収納した上で、アーティスト名、曲名、サンプリング周波数、ビットレートなどがスクロール表示されるディスプレイを追加可能。システムの動作状態や再生中の曲名などが確認できる。本体背面カバープレート、表示パネル/端子装着用リアパネル、取付ビスセット(金属スペーサー×8、ビス×8)で構成。

 NR-2に適合するOLED表示パネル部品は、秋月電子通商などで購入可能としている。秋月電子通商で販売されている「有機ELキャラクタディスプレイモジュール 16x2」の価格は1,580円。

 なお、msBerryDACを使う場合は、基板上のライン出力ジャック(ステレオミニ)を取り外すなど、一部加工が必要になるという。

NR-2の構成パーツ
装着後の背面