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音が漏れにくい7.2chの“椅子型スピーカー”。価格を抑えてゲームにも

オーディオハートは、7.2chのユニットを搭載した椅子型スピーカー「VRS-2」を10月1日に発売した。価格は68万円。11.2chの既存モデル「VRS-1」よりも価格を抑え、DVD鑑賞やゲームユーザーにも提案している。

椅子型スピーカー「VRS-2」

卵のような形状の椅子で、内部の音が外に漏れにくい構造を採用。内側にスピーカーユニットを複数搭載しており、部屋にサラウンドスピーカーを設置しなくても、椅子に座るだけでパーソナルなサラウンド空間が実現できる。パッシブスピーカーで、別途AVアンプと組み合わせて使用する。

遮音性の高いシェルと、内部の吸音材により音が漏れにくいため、マンションやアパートでも立体音響を重低音と共に楽しめるという。周囲の騒音を軽減し、音や映像に没入できる効果もある。

既発売の「VRS-1」(98万円)は、11.2chのスピーカーを搭載。Dolby Atmosのサラウンドに対応している。新製品の「VRS-2」は、VRS-1をベースとしながら、天井スピーカー4基を省き、7.2chまで削減。手作りでコストがかかるヘッドレスト、飲み物を設置するカップトレイ、高さ調整リングもオプションとし、価格を抑えた。

天井以外の搭載しているスピーカーはVRS-1と同じで、「DVDやゲームなどの5.1/7.1chコンテンツでは、VRS-1同様、広帯域で立ち上がりが良く、ダイナミックレンジの広い音を楽しめる」という。

独自開発のユニットを使っており、16Hz~55kHzまでの再生が可能。全チャンネルに、スピーカー保護回路も備えている。構成は、フロントLRが8cm径の2ウェイ、センターが8cm径2ウェイ×2のファントム再生。サラウンドは5cm径のフルレンジ×8。サブウーファは16cm径×2。

一部に低反発ウレタンを使うなど、座り心地にも配慮。筐体は上下とスタンドに3分割でき、部屋に搬入しやすいという。搬入時の最小幅は70cm。外形寸法は995×1,080×1,340mm(幅×奥行き×高さ)。重量は90kg。