M-AUDIO、バイアンプ搭載2ウェイアクティブスピーカー

-計120Wと90Wの2モデル。周波数特性の微調整が可能


「Studiophile CX8」

4月発売

標準価格:オープンプライス


 アビッド・テクノロジー株式会社(M-AUDIO)は、バイアンプ駆動のアクティブモニタースピーカー「Studiophile CXシリーズ」2モデルを4月に発売する。

「Studiophile CX5」ペア。販売は1本単位

 ともに価格はオープンプライスで、1本単位で販売。店頭予想価格は8インチドライバ採用の「CX8」が46,800円前後、5インチドライバの「CX5」が34,800円前後の見込み。

 スタジオやミキシングルームでの使用を想定したモニタースピーカー。ともに2ウェイ2スピーカーのブックシェルフタイプ。ツイータは1.25(約3cm)インチ径のシルクドーム型で共通。ケブラー製振動板のウーファは「CX8」が8インチ(約20cm)径、「CX5」が5インチ(約12cm)径を採用している。

 ともにバイアンプ型A/Bアンプを搭載。出力はCX8が高域40W/低域80W、CX5が高域40W/低域50Wとなっている。再生周波数帯域はCX8が38Hz~30kHz、CX5が50Hz~30kHz。クロスオーバー周波数はCX8が27kHz、CX5が26kHz。

 フロントバッフルにはウェーブ・ガイド用「OptImage IV」技術を採用。全体のディテールと明瞭度を改善したという。また中/高周波帯域の拡散パターンの制御も可能になり、リスニングエリアで複数人での同時作業を行なう場合でも正確なミキシングができるとしている。

CX8のリア

 周波数特性の微調整が可能な「アコースティック・スペース・コントロール」を搭載。リアに-4dB、-2dB、Flatの3種類の切替スイッチを用意し、さらに低周波カットオフ、中域ブースト、高周波トリムスイッチも装備。設置環境に合わせてスピーカーをカスタマイズできるという。

 入力端子はXLRと標準PHONEのコンボジャックと、RCAを各1系統備える。ボリュームコントロールと電源スイッチをリアに搭載。外形寸法と重量はCX8が279×330×431mm(幅×奥行き×高さ)/10kg、CX5が191×235×316mm(同)/8.6kg。ACケーブルが付属する。



(2009年 3月 31日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]