クリエイティブ、3型液晶の「ZEN」最上位モデル

-高音質化技術「X-Fi」を進化。32GBで直販24,800円


ZEN X-Fi2

9月中旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 クリエイティブメディア株式会社は、ポータブルメディアプレーヤー「ZEN X-Fi」のフラッグシップモデルとして、3型液晶を搭載する「ZEN X-Fi2」を9月中旬より順次発売する。

 内蔵メモリの容量別に3モデル用意。32GBモデルは直販サイト限定モデルとなる。また、直販先行販売も行なわれる。価格はオープンプライス。店頭予想価格と発売時期は下表の通り。対応OSはWindows XP/Vista/7。

メモリ容量

型番

販売形態

直販価格

直販開始時期

32GB

ZN-XF232G-BK

直販限定

24,800円

9月下旬
(一般販売なし)

16GB

ZN-XF216G-BK

販売店限定

19,800円

9月中旬
(一般販売:10月上旬)

8GB

ZN-XF28G-BK

通常販売

13,800円

10月上旬
(一般販売:10月上旬)

3型のタッチスクリーン液晶を搭載

 3型/400×240ドットのタッチスクリーン液晶を搭載するポータブルメディアプレーヤー。動画/音楽/静止画の再生が可能で、FMチューナなども備える。内蔵メモリの容量以外、仕様は3モデル共通となっている。なお、「ZEN X-Fi」(32/16GBモデル)とは異なり、無線LANは搭載しない。

 従来モデルより進化させたという高音質化技術「X-Fi」を搭載。X-Fi効果のレベル調整が可能となり、「ユーザー好みのサウンドで音楽を楽しめる」としている。動画の音声やFMラジオでも効果を適用できる。高周波と低周波の各帯域を適切に強化して、圧縮した際に失われるディティールを復元するという「X-Fi Crystalizer」技術や、広がりある音場再生を実現する「X-Fi Expand」技術も導入する。

 再生フォーマットは動画がWMV(最高512×384ドット/800kbps/24fps)、MPEG-4 SP、DivX 4/5、XviD(最高640×480ドット/1Mbps/24fps)を、音楽がMP3(最高320kbps VBR)、WMA(最高320kbps/DRM9対応)、AAC(最高320kbps/m4a形式)のほか、新たにFLAC(最高1Mbps)もサポート。DRM付のAACには対応しない。静止画はJPEGとBMPをサポートする。

 本体にSDHC対応のmicroSDカードスロットも装備。microSDカード内のビデオや音楽ファイルを再生できるほか、カードから本体メモリへファイルの転送も可能。本体にUSB 2.0端子を搭載し、PCと接続してデータのやり取りが行なえる。

 同梱のPCソフト「Creative Central」で、ファイル転送や管理が可能。MPEG1/2などの非対応フォーマットを視聴可能なフォーマットに変換することもできる。CDリッピングにも対応し、FLAC形式もサポートする。

 音楽ファイルに対応するイコライザ機能を用意。アコースティック/クラシック/ジャズ/ディスコなど8モードのプリセットイコライザや、5バンドのカスタムEQ、バスブーストなどが利用できる。FMチューナやADPCM形式のボイス録音機能(モノラル)も備える。

 そのほか、RSSリーダーも搭載。プレーヤー本体に収録する「Creative RSS Syncronizer」をPC上で起動することで、登録したRSSフィードをプレーヤーに取り込み、オフラインでもWEB情報を確認することができる。

EP-630が付属する

 ステレオミニのヘッドフォン端子を装備。イヤフォンには同社「EP-630」を同梱する。本体にモノラルスピーカーも内蔵。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリで、充電はUSBを介して行なう。充電時間は約4時間で、連続再生時間は音楽再生時が約25時間、動画再生時が約5時間。別売ACアダプタを利用した充電も可能。

 外形寸法は約57×102×11.6mm(縦×横×厚み)、バッテリを含む重量は約75g。USBケーブルなどが付属する。



■ 別売アクセサリ

 「ZEN X-Fi2」専用の別売アクセサリも発売。プレーヤー内の動画をテレビに出力できるAVケーブル「ZN-XF2VC」(直販価格1,980円)を含む4製品を用意する。

プレーヤー内の動画をテレビに出力できるAVケーブル「ZN-XF2VC」。直販価格1,980円専用レザーケース「ZN-XF2PL-BK」。直販価格2,480円
専用シリコンカバー「ZN-XF2PS-A01」。直販価格980円専用ディスプレイプロテクター「ZN-XF2PF」。直販価格980円(3枚入り)

(2009年 9月 3日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]