米MS、Zune搭載のスマートフォン「KIN」を欧米で発売

KINのロゴ

　米マイクロソフトは、Windows Phone搭載スマートフォン「KIN」(キン)2モデルを欧米市場向けに発売する。片手操作向けの「KIN ONE」と、両手入力向けの「KIN TWO」を用意し、米Verizon Wirelessから5月初旬に、英Vodafoneからは英国・ドイツ・イタリア・スペインで今秋に発売される。製造はシャープが行なう。

　いずれも、静電式のタッチ液晶と、スライド収納式のQWERTYキーボードを備えたスマートフォン。FMラジオやGPSも搭載する。液晶のサイズ/解像度はKIN ONEが2.6型/QVGAで、KIN TWOが3.4型/HVGA。KIN TWOはONEに比べメモリ容量が多い(ONEが4GB、TWOが8GB)ほか、カメラの画素数はKIN ONEが500万画素、KIN TWOが800万画素となっており、TWOはHDビデオ撮影も可能となっている。

　Windows Phoneで初という、「Zune」のメディアプレーヤー機能を搭載することも特徴。動画や音楽、ポッドキャストの再生や、FMラジオの聴取も可能となっている。手持ちの楽曲のほか、「Zune Marketplace」で購入した曲もKINで再生できる。Bluetoothも搭載する。

片手操作向けの「KIN ONE」	両手入力向けの「KIN TWO」	動画/音楽プレーヤー機能を搭載

オンラインサービス「KIN Studio」も利用できる

　無線LANを内蔵し、WebブラウザやRSSリーダーを利用可能。オンラインサービス「KIN Studio」も利用でき、KINのメモリ内のビデオや写真、テキスト、通話履歴などをクラウド上に保存して、データ共有やバックアップなどが行なえる。また、専用アプリを使わずに、友人がSNSサービスで更新した情報を端末でリアルタイム表示することも可能。

　外形寸法は、KIN ONEが84.15×67.7×18.75mm(縦×横×厚さ)、KIN TWOが60.05×111.06×15.6mm(同)。