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ニコン「ZR」、最長360分の動画撮影が可能に。有線タイムコード同期や電源切り忘れ防止機能も

ZR

ニコンは、Z CINEMAシリーズのミラーレスカメラ「ZR」のファームウェアアップデートを公開。動画撮影の連続録画可能時間を最長360分へ大幅延長したほか、有線接続によるタイムコードの入力に対応した。ほかにも複数台カメラでの撮影に便利な機能や、ユーザビリティを向上する機能強化を行なった。アップデート後のバージョンは「Ver.1.10」。

動画の連続録画可能時間が従来の125分から最長360分(6時間)へ大幅に延長。インタビューやコンサート、ドキュメンタリー、イベントの記録など、長時間カメラを回し続けなければならない場合の、継続した撮影を可能にした。

ProRes 422 HQ 10bit(MOV)(119.88pおよび100pの場合を除く)、H.265 10bit(MOV)(239.76p~100pの場合を除く)、H.265 8bit(MOV)(239.76p~100pの場合を除く)、H.264 8bit(MP4)(スローモーション動画を除く)の場合が対象。自動電源OFF温度を「高」に設定し、温度25度、モバイルバッテリーなどの外部電源が必要。

従来のBluetooth接続によるタイムコード同期に加え、有線接続にも対応。外部マイク/ライン入力端子に接続した外部機器とのタイムコード同期が行なえる。Bluetoothによるペアリング設定が不要になり、一度同期すれば接続を外しても自動的に継続するため(Jam同期)、再同期の手間が省ける。

RED機に近いファイル命名機能を実装。動画ファイル名の重複を避けることができる。動画専用ファイル名設定の搭載、ライブビュー画面へのファイル名の表示により、「膨大なマルチカメラデータの管理が大幅に効率化される」という。

露出決定と画づくりをアシストする機能も拡充。「R3D NE」形式でのLog3G10撮影時は、輝度レベルの最大値がISOに応じて変化するため、輝度情報表示(ヒストグラム、ウェーブフォームモニター)に最大値の目安となる警告線を表示する機能を追加し、露出のコントロールがしやすくなった。

3D LUTの「CUBE ファイルの読み込み」において、メモリーカードから読み込み、選択できるLUTの数が従来の10個から最大50個に増加した。より多くの選択肢から完成イメージに近いものを撮影現場で選べるため、ワークフローを効率化できる。

そのほか、セットアップメニューに「電源ランプの節電表示」を追加。電源ランプを常時点灯させる設定が選択可能になった。画像モニターを閉じた状態でも電源のON/OFFが一目で確認できるため、持ち運び時などに意図しないバッテリーの消耗を未然に防げる。

撮影モード「AUTO」の状態でも動画記録ファイル形式を「R3D NE 12bit(R3D)」への切り換えが可能になり、シンプルな操作でシネマティックな動画撮影を楽しめる。