カールツァイス、世界初のデジタル一眼レフ用シネレンズ

-フルサイズ対応の「CP.2」と、軽量ズーム「LWZ.2」


Compact Prime CP.2の装着例

4月13日発表(現地時間)


 独Carl Zeissは13日(現地時間)、世界初という一眼レフカメラ用のシネレンズ「Compact Prime CP.2」と、「Lightweight Zoom LWZ.2」を発表した。米国ラスベガスで開催中の「NAB Show 2010」に出展している。

 いずれも、デジタル一眼レフカメラでの動画撮影を想定したレンズで、マウントはキヤノンEF、ニコンF、PLマウントに対応。

 「CP.2」は、35mmフルサイズ(36×24mm)のイメージセンサーに対応。シネマ撮影向けに筐体サイズやフォーカス/絞りリングなどを最適化していることが特徴。14枚羽根の円形絞りを採用する。計9本をラインナップし、発売は6月を予定する。

 ズームレンズの「LWZ.2」は、APS-Cサイズのイメージセンサー向けで、スーパー35の画面サイズ(24.9×18.7mm)に対応。重量は2kg以内に抑えており、ハンドヘルド、ステディカムのどちらでも撮影可能としている。フレアや内部反射を防ぐ「T* XP」コーティングを施している。

Compact Prime CP.2Lightweight Zoom LWZ.2


(2010年 4月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]