JEITA、2010年6月の電子機器国内出荷を発表

-11カ月連続のプラス。地デジ機器8,000万台突破


7月22日発表


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2010年6月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比110.1%の2,799億円で、11カ月連続でプラスとなった。映像機器の国内出荷金額は、前年同月比112.3%の2,022億円で13カ月連続のプラス。音声関連機器は、同103.3%の124億円。

 6月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比147.9%の162万2,000台。サイズ別では、29型以下が同157.4%の51万台、30~36型が同154.6%の57万4,000台、37型以上が同134.1%の53万8,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比133.4%の31万9,000台と好調。内訳は、BDレコーダが同132.9%の30万3,000台、BDプレーヤーが同144%の1万6,000台。一方、DVDビデオは同86.6%の18万8,000台と前年割れが続いている。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は241万2,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が、前年同月比148.3%の162万2,000台、単体チューナが前年同月比262.5%の9万2,000台。STBが同113.2%の15万2,000台。DVDレコーダが同95.7%の8万7,000台、BDレコーダが同132.9%の30万3,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同370.9%の14万8,000台。テレビは13カ月連続で100万台を超えた。地デジ受信機器の出荷累計台数は8,012万3,000台。DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は99.7%。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年5月出荷台数は237万2,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年6月の出荷台数は22万3,000台。

 ビデオカメラは前年同月比121.4%の13万台、ステレオセットは同128.8%の6万8,000台でいずれも5カ月連続のプラス。スピーカーシステムは同105.5%の4万4,000台で6カ月連続のプラス。カーナビは前年同月比114%の55万4,000台で13カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は37.2%、55.8%、7%。

【民生用電子機器国内出荷】

-2010年6月2010年累計
実績
(千台)
前年同月比
(%)
実績
(千台)
前年同月比
(%)
薄型テレビ
(10型以上液晶+PDP)
1,622147.98,989173.3
 (内)29型以下510157.43,070169.1
 (内)30~36型以下574154.62,876179.4
 (内)37型以上538134.13,043172.3
DVDビデオ18886.61,26190.4
 (内)録再機8890.058897.6
 (内)再生機10083.967384.9
BDレコーダ/プレーヤー319133.41,871165.3
 (内)レコーダ303132.91,750161.4
 (内)プレーヤー16144.0120256.5
ビデオ一体型カメラ130121.4798122.6
CDプレーヤー59107.6364108.2
ICレコーダ9992.2599106.7
ステレオセット68128.8345116.8
アンプ16112.887117.9
スピーカーシステム44105.5249113.3
カーナビゲーションシステム554114.02,741138.4
 (内)DVD-ROMタイプ3986.418880.2
 (内)HDDタイプ20696.91,312128.6
 (内)フラッシュメモリその他309135.41,241170.9

(2010年 7月 22日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]