ヒビノ、PMCのコンシューマ製品10周年記念スピーカー

-「FB1i-Signature」など。中域をブラッシュアップ


FB1i-Signature(右)とTB2i-Signature(左)。スピーカースタンドやスパイク受けは付属しない

 ヒビノインターサウンドは、英PMCがコンシューマモデル誕生10周年を記念した、限定スピーカー2製品を11月1日より発売する。価格はトールボーイの「FB1i-Signature」がペア47万7750円、ブックシェルフの「TB2i-Signature」がペア25万7,250円。

 PMCのコンシューマモデル誕生10周年を記念して作られた限定モデル。同社の代表的なモデルであるFB1/TB2をルーツとするFB1i/TB2iをチューニングしている。価格はベースモデルと同じだが、数量限定販売となる。

 ベースとなったFB1i/TB2iは、独自のATLキャビネット構造と、170mm径ウーファ、SEARSと共同開発したSONOLEXソフトドームツイータを採用。広大でビビッドな音像とリッチな低音が特徴だという。

 今回の限定モデルでは特にミッドレンジを磨き上げたとしており、「前に張り出し、肉厚で、ボーカルの生々しさや息づかいまでもリアルに再生し、全体ではPMCらしいモニターサウンドにまとめた」という。核となるクロスオーバー回路は、PMC創設者で設計者でもあるピーター・トーマス氏が最終チューニングを施している。

 エンクロージャはアコースティック楽器にも使用されるというローズ・パリサンドル材仕上げ。背面にはピーター・トーマス氏のシグネチャープレートを配している。端子はバイワイヤリング対応。トールボーイの「FB1i-Signature」には、270×340mmのスピーカーベースが付属する。

【主な仕様】

型番FB1i-SignatureTB2i-Signature
周波数特性28Hz~25kHz40Hz~25kHz
入力感度
(1w、1m)
90dB SPL90dB SPL
クロスオーバー周波数2kHz2kHz
インピーダンス
ユニットウーファ:170mm径コーン、キャストマグネシウムシャーシ
ツイータ:27mm径SONOLEXソフトドーム、磁性流体冷却方式
ATL3m1.5m
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
200×300×1,000㎜200×300×400mm
重量18kg8.5kg

(2010年 10月 15日)

[AV Watch編集部 中林暁]