Google、Android 2.3を発表。「Nexus S」も発売

Android 2.3

　米Googleは、携帯端末向けOSの最新バージョン「Android 2.3」を発表した。

　また、Android 2.3を搭載するスマートフォン「Nexus S」も発表。米国では12月16日にBestBuyで販売開始。英国では12月20日にWarehouseとBest Buyで発売される。

　Android 2.3ではユーザーインターフェイスを改善し、メニューなどを見やすくしたほか、動作速度も向上。ソフトウェアキーボードの改善やコピー/ペースト操作の改良などが行なわれた。さらに、電源管理機能を改善。使用中のアプリごとのバッテリ消費なども確認可能になった。そのほか、インターネット経由のVoIP/SIP通話の対応やNFC(近距離無線通信)への対応などが図られた。

　AV関連の機能強化としては、新たにVP8コーデックとWebMファイルコンテナをサポート。さらに、AACのエンコード対応や複数カメラ対応などが図られた。

電源管理を改善	複数カメラに対応した

Nexus S

　また、Android 2.3搭載の端末としてNexus Sを発表。Samsung製のスマートフォンで、1GHzのCPUを搭載するほか、NFCにも対応する。16GBのフラッシュメモリを内蔵する。

　ディスプレイは、480×800ドットのスーパーAMOLED(有機EL)で、5メガピクセルのメインカメラとVGAのサブカメラを搭載。720p/30fpsの動画記録や、720p動画再生に対応。対応動画コーデックはMPEG-4、MPEG-4 AVC/H.264、H.263。音楽はMP3やAAC、AAC+、eAAC、AMR、AMR-NBなどに対応する。

　Bluetooth 2.1+EDRやIEEE 802.11b/g/n準拠の無線LAN、USBを装備。ジャイロセンサーやデジタルコンパスなども内蔵する。バッテリ容量は1,500mAh。外形寸法は123.9×63×10.9mm(縦×横×厚み)。