2010年11月の薄型TV出荷は過去最高の396万台

-JEITAが電子機器国内出荷発表


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2010年11月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比167.4%の5,058億円で、16カ月連続のプラス。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比196.8%の4,384億円で18カ月連続のプラス。音声関連機器も同109.9%の167億円で、3カ月ぶりのプラスとなった。カーAVC機器は前年同月比79.0%の507億円。

 11月の薄型テレビの出荷台数は、単月で過去最高となる396万1,000台(前年同月比258.7%)で、これまでの過去最高だった前月の283万3,000台を大きく上回った。サイズ別では、29型以下が同275.3%の120万7,000台、30~36型が同285.6%の150万5,000台、37型以上が同220.8%の124万8,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比239.1%の77万1,000台。内訳は、BDレコーダが同235.8%の73万1,000台、BDプレーヤーが同319.7%の4万台。DVDビデオは同98.1%の23万2,000台と前年割れが続いている。

 ビデオカメラは前年同月比134.3%の12万4,000台。ステレオセットは同103.4%の5万9,000台、スピーカーシステムは同162.5%の8万8,000台で13カ月連続のプラスとなった。カーナビは前年同月比80.9%の39万7,000台で2カ月連続でマイナス。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は37.4%、55.0%、7.6%

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は536万1,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が前年同月比260%の396万1,000台、単体チューナが前年同月比153.1%の27万3,000台。STBが同119.9%の20万7,000台。DVDレコーダが同105.7%の11万3,000台、BDレコーダが同235.8%の73万1,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同180.1%の7万7,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は9,741万6,000台。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年10月出荷台数は114万9,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年11月の出荷台数は17万1,000台。

 2010年11月2010年累計
 実績(千台)前年同月比(%)実績(千台)前年同月比(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)3,961258.721,318189.8
 (内)29型以下1,207275.36,836188.9
 (内)30~36型以下1,505285.67,474205.3
 (内)37型以上1,248220.87,009176.5
DVDビデオ23298.12,22586.7
 (内)録再機10892.71,02988.4
 (内)再生機123103.51,19785.3
BDレコーダ/プレーヤー771239.14,248178.2
 (内)レコーダ731235.84,007175.8
 (内)プレーヤー40319.7241228.5
ビデオ一体型カメラ124134.31,561118.1
CDプレーヤー70128.4689114.5
ICレコーダ115141.31,084108.8
ステレオセット59103.4618110.0
アンプ1597.8156109.0
スピーカーシステム88162.5518121.3
カーナビゲーションシステム39780.94,893118.2
 (内)DVD-ROMタイプ30127.435296.9
 (内)HDDタイプ14858.92,201103.5
 (内)フラッシュメモリその他218101.42,340141.8

(2010年 12月 22日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]