NEC、フルHD液晶一体型など、3D対応パソコン5モデル

-ダブル録画/10倍長時間録画搭載。WiDi対応モデルも


 NECは、デスクトップ/ノートPCの春モデルを発表。7シリーズ51モデルを2月3日より順次発売する。価格はオープンプライス。

 液晶一体型のVALUESTAR W/Nは、新たにデジタル3波のダブル録画機能を上位2モデルで採用。また、両シリーズの最上位モデルはいずれも偏光方式の3D表示に対応している。ノートPCの「LaVie L」では、これまで同社デスクトップPCで搭載していた3D表示機能と、ヤマハのサウンドシステムを2モデルで採用した。

 テレビチューナ搭載モデル(一部を除く)においては、録画したテレビ番組の本編だけを再生する「見たいとこ再生」機能も採用した。また、BDドライブ搭載モデルでは、AVCHDカメラの映像の取り込みとBlu-ray Discへの直接書き込みを一括して行なえる機能も搭載。PCへの取り込みが終わるまで待機してからBDに書き込む必要が無くなった。



■ 4モデルが偏光3D、1モデルがNVIDIA 3D Visionに対応

VW970/DS

 23型フルHD液晶一体型の「VW970/DS」と、20型液晶一体型の「VN790/DS」、23型液晶付きのデスクトップ「VL750/DS」、15.6型ノート「LaVie L」の「LL970/DS」と「LL770/DS」の計5モデルが偏光方式の3Dに対応し、3Dメガネも同梱。これらのモデルはBlu-ray Discドライブを搭載し、サイバーリンクの3D対応PowerDVDにより、Blu-ray 3D再生や、2D DVD映像の3D変換も行なえる。また、「VW970/DS」と「VN790/DS」はひかりTVにも対応し、3D番組の視聴も可能。

 VL750/DSの3Dは偏光方式ではなく、NVIDIAの3D Visionによるフレームシーケンシャル方式を採用し、対応トランスミッタ/メガネが付属。Blu-ray 3D再生や、3D Vision対応ゲームなどが楽しめる。

 「VW970/DS」は23型/1,920×1,080ドット、「VN790/DS」は20型/1,600×900ドットの液晶一体型。地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載し、2番組同時録画が可能となっている。また、最大10倍の長時間録画も行なえる。デスクトップ型の「VL750/DS」は23型/1,920×1,080ドットの液晶が付属するが、テレビチューナを搭載しない。

 VW970/VN790は、ヤマハと共同開発した3W×2chのスピーカーを搭載。低音を強化する「FR-Port」技術や、MaxxAudioにより高音質化を図っている。また、VW970には出力6Wのサブウーファも内蔵する。CPUは第2世代のIntelコアプロセッサファミリーで、VW970がCore i7-2620M(2.70GHz)、VN790がCore i5-2410M(2.30GHz)、VL750がCore i7-2600S(2.80GHz)を搭載。メモリはVW970とVL750が8GB、VN790が4GB、HDDはVW970が2TB、VN790が1.5TB、VL750が1TB。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。

VN790/DSVL750/DS
LL970/DS

 「LL970/DS」と「LL770/DS」は、いずれも15.6型/1,920×1,080ドットの液晶を搭載する。チューナは地上/BS/100度CSデジタルのシングルチューナ。同じくヤマハのサウンドシステムやMaxxAudioを搭載し、2W×2chのスピーカーを内蔵する。そのほか、PCの映像をワイヤレスで液晶テレビなどに表示できる「インテル ワイヤレス・ディスプレイ」(WiDi)にも対応している。

 CPUは、LL970/DSがCore i7-2620M(2.70GHz)、LL770/DSがCore i5-2410M(2.30GHz)を搭載。メモリはLL970が8GB、LL770が4GB。HDDはいずれも750GB。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n対応。OSはWindows 7 Home Premium 64bit版。



(2011年 2月 1日)

[AV Watch編集部 中林暁]