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SCE、次世代PSP「PlayStation Vita」発表。24,980円から

−NGP正式名。3G+無線LANで29,980円。11年末発売


PlayStation Vita
PlayStation Vitaのロゴマーク

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は7日、コードネーム「NGP」として発表していた次世代携帯型エンタテインメントシステムの名称を「PlayStation Vita」(プレイステーション ヴィータ/PS Vita/PCH-1000シリーズ)に決定。国内での価格も発表しており、無線LANモデルは24,980円、3Gと無線LAN両対応のモデルは29,980円。2011年末から順次発売する。

 名称は、ラテン語で「Life」を意味する「Vita」。「エンタテインメントと現実の境界を越え、日々の生活そのものを遊びに変えていきたいという気持ちを込めた」という。

 解像度960×544ドット、5型で16:9の有機ELディスプレイを搭載。静電容量方式のマルチタッチスクリーンで、画面に触れてゲームなどがプレイできる。また、背面にもマルチタッチパッドを搭載。ディスプレイの裏を触るような感覚で操作する事も可能で、「ゲームプレイに触る・つかむ・なぞる・押し出す・引っ張るといった立体的な感覚を取り込み、ゲームの世界を直接触る新しい体験が可能になる」としている。

 また、従来のプレイステーション・ポータブルとの大きな違いとして、ディスプレイを挟んで左右に2本のアナログスティックを搭載している。左側には方向キー、右側にはアクションボタンを装備。LRボタンも側面に備えている。ユーザーインターフェイスに慣れるためのチュートリアルアプリケーション「Welcome Park」も用意。遊びながら操作方法を身につけられるという。


ゲームをプレイしているところ 有機ELディスプレイはマルチタッチに対応 背面を触って操作する事もできる
背面に備えたマルチタッチパッド ディスプレイを挟んで左右に2本のアナログスティックを搭載 PlayStation Vitaカードスロットを採用

 通信機能は無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)に加え、3Gに対応したモデルも用意。「日常生活の中で、他のユーザーとの出会い、つながり、発見、共有、遊びといった無限の可能性が楽しめる」としている。米国での通信キャリアはAT&T。ネットワークを活用したアプリとして、ユーザーの現在の位置情報をもとに、周辺にいる他のユーザーがどんなゲームを楽しんでいるかを表示したり、ユーザー本人の足跡をPS Vita上でたどり、同じ場所にいた他のユーザーがどの遊んでいたゲームの情報を入手できるアプリ「near(ニア)」を標準搭載。

 この中には「ギフト」と呼ばれる機能があり、これに対応したゲームでは、位置情報をもとに、ゲームのキャラクターコスチュームや武器、宝物などのアイテムを他のユーザーと共有する事ができる。

 なお、GPSも内蔵するが、3G+無線LANモデルのみとなる。無線LANを使って位置情報を取得するWi-Fiロケーションサービスには、両方のモデルが対応する。

 「Party(パーティ)」というアプリでは、ネットワークを通じて複数のユーザー同士でボイスチャットやテキストチャットが可能。ゲームで協力/対戦プレイ中に会話できるだけでなく、別々のゲームを遊んでいる時や、Webブラウザなど他の機能を操作している時でも会話ができる。

上から見たところ 下から見たところ
右側面 左側面

 CPUはARM Cortex-A9 core(4コア)。GPUは「SGX543MP4+」を採用。デジカメも前面と背面に備えており、640×480ドット/60fps、320×240ドット/120fpsの動画撮影が可能。

 対応コーデックは、音楽がMP3、MP4(MPEG-4 AAC)、WAVE。映像がMPEG-4 Simple Profile(AAC)、MPEG-4 AVC/H.264 Hi/Main/Baseline Profile(AAC)。静止画がJPEG、TIFF、BMP、GIF、PNGに対応する。

 6軸検出システム(3軸ジャイロ・3軸加速度)と、3軸電子コンパス機能も搭載。ステレオスピーカーとマイクも内蔵する。Bluetooth 2.1+EDRにも準拠しており、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSPに対応する。

 外形寸法は約182×83.5×18.6mm(幅×奥行き×高さ/予定)。PlayStation Vitaカードスロット、メモリーカードスロットを装備。3G対応モデルはSIMカードスロットも備えている。ほかにも、マルチユース端子(USBデータ通信、本体電源入力、音声入出力[ステレオ出力/モノラル入力]、シリアル入出力兼用)や、ステレオミニのヘッドホン/マイク端子(ステレオ出力/モノラル入力)、アクセサリ端子も備えている。電源は内蔵のリチウムイオンバッテリで、ACアダプタも用意する。



(2011年 6月 7日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]