バッファローとアイ・オー、DIGA推奨の録画HDDを発売

-「AVコマンド」対応で安定した録画を実現


 バッファローは、テレビ録画向けのUSB HDD新モデルとして、パナソニック「ブルーレイDIGA」の推奨を取得した「HD-AVSU2/Vシリーズ」を9月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は1TBモデル「HD-AVS1.0TU2/V」が11,800円、2TBモデル「HD-AVS2.0TU2/V」が15,800円。

 また、アイ・オー・データ機器からも、同じくDIGA推奨のUSB HDD「AVHD-URシリーズ」が発売される。1TB「AVHD-UR1.0」と2TB「AVHD-UR2.0」の2モデルを用意し、価格や発売時期は未定。

バッファローの「HD-AVSU2/Vシリーズ」アイ・オー・データ機器の「AVHD-URシリーズ」


■ DIGA新モデルで安定したUSB HDD録画を実現

DIGAの「推奨HDD」を取得

 パナソニックが9月1日より順次発売するDIGA新モデルDMR-BZT9000/BZT910/BZT810/BZT710/BWT510は、新たにUSB外付けHDDへの録画機能に対応。「ATA-7 AVストリーミングコマンドセット」(AVコマンド)に対応したUSB HDDを利用することで、安定した録画が行なえることを特徴としている。

 バッファロー/アイ・オーの新モデルはこのAVコマンドによる制御に対応。上記のDIGAなどAVコマンド対応機器との接続時は、録画時のリアルタイム性を管理した録画制御を行ない、安定した録画ができる。



■ バッファロー

AV機器向けに静音性を強化

 バッファローの「HD-AVSU2/Vシリーズ」は、AV機器向けの高信頼ドライブを採用。長時間の連続稼働を行なうデジタル家電での録画に適しているという。パソコンのUSB HDDとしても利用可能で、対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.4~7。

 ファンレスの静音設計や、HDDの振動を抑える防振設計、吸気口を本体下面に配したことによって、録画中の駆動音を約17dBに低減。深夜の録画でも動作音が気になりにくいレベルに抑えたという。

 テレビ/レコーダと連動して電源をON/OFFする「AUTO電源連動」機能を備えるほか、待機電力を低減する「スーパーeco」により、待機時の消費電力約0.15Wまで低減する。外形寸法は120×200×40mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.9kg。電源はACアダプタを使用する。



■ アイ・オー

薄さを追求した本体

 「AVHD-URシリーズ」は、極限まで薄さを追求したというデザインを採用し、本体の高さは34.5mm。振動を抑えた騒音の少ないドライブで、“DIGAに搭載されているHDDと同等品”を採用しているという。長時間加速エージングによる高基準の品質検査に合格したHDDのみを使っている。本体の冷却には空冷ファンを使用。回転を適切に制御するという「ダイナミック・ファン・コントロールシステム」も採用している。

 接続したDIGAとの電源連動ON/OFFにも対応。4台までのスタック(重ね置き)も可能となっている。パソコン接続時の対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.5~7。電源は本体に内蔵。外形寸法は215×184×34.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.6kg。



(2011年 8月 12日)

[AV Watch編集部 中林暁]