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ソニー、25/17型有機ELモニター低価格機

−色域/ガンマを放送規格までに限定した「BVM-F」


 ソニーは、業務用の25/17型有機ELマスターモニター「TRIMASTER EL」の新シリーズ「BVM-F」を11月より発売する。25型(24.5型)「BVM-F250」と17型(16.5型)「BVM-F170」を用意し、価格は25型が157万5,000円、17型は94万5,000円

BVM-F250 BVM-F170

 「TRIMASTER EL」は'11年2月より上位機の「BVM-Eシリーズ」を発売している(25型/241万5,000円、17型/131万2,500円 )。Eシリーズは「シネマ領域までのあらゆる映像制作に対応するモニター」だが、今回のFシリーズは、色域やガンマなどを放送規格までの対応とすることでコストパフォーマンスを上げた機種となる。

 パネルサイズは24.5型と16.5型で、独自の「Super Top Emission」構造のフルHD/1,920×1,080ドット有機ELパネルを採用。マイクロキャビティ構造とカラーフィルターによって色純度を向上させ、高いコントラストを実現する。低輝度においても高い色再現性を維持することができ、低階調の色も再現可能としている。

 有機ELの特性を生かした、高い動画応答性能により、スポーツなど動きの速い映像や、文字テロップなども残像が少なく滑らかに表示できる。視野角は上下左右各89度。有効画素率は99.99%。有機ELパネル専用のプロセッサを搭載し、ユニフォーミティ(画面全体の色表現の均一化)や経年劣化の無い信頼性を確保しているという。色域はITU-R BT.709と、EBU、SMPTE-Cに加え、CRTのガンマもより正確に再現できるという。

 インターレース表示やHDフレームキャプチャ、最大800%までのピクセルズーム機能などを装備。入力端子は3G/HD/SD対応のSDI入力×2と、HDMI×1、Display Port×1(ファームウェアVer1.1より対応予定)。4つの拡張用オプションスロットも備えている。出力はSDI×1や、DC 5V×1。コントロール端子はD-Sub 9ピン×1と、Ethernet。黒のアルミニウムボディを採用し、軽量化や薄型化も実現した。

 消費電力は25型が145W(最大負荷時)/72W(工場出荷状態)、17型が115W(最大負荷時)/65W(工場出荷状態)。AC電源のほか、17型のみDC 12V入力でも動作する。

 外形寸法と重量は、25型が576×148×424mm(幅×奥行き×高さ)/約13kg。17型が436×214.7×266.4mm(同)/約8.5kg。17型にはマウント用のブラケットも付属する。



(2011年 9月 9日)

[ AV Watch編集部 臼田勤哉]