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ソフトバンク、フルHD動画/防水などAndroidスマホ9機種

−AQUOS/LUMIXはDLNA対応。クラウド対応のDELL端末も


発表された新モデル

 ソフトバンクモバイルは29日、Androidスマートフォン9機種を含む2011年冬〜2012年春モデルを発表した。

 Android端末は、フルHD動画撮影も可能な「104SH」などシャープ製の「AQUOS PHONE」4機種と、高画質デジカメを備えた「LUMIX Phone」、女性向けの「MEDIAS CH」や「HONEY BEE」、クラウド連携機能を備えた「DELL Streak Pro」、本体カラーが7色の「STAR7」をラインナップする。

 Android OSはいずれも2.3だが、2012年春発売の104SHについては、「発売時には、Androidの次期プラットフォームに対応予定」(孫正義氏)としている。上記のうち4モデルは高速通信の「ULTRA SPEED」に対応し、下り最大21Mbpsの「HSPA+」をサポート。ネット動画の再生などがスムーズに行なえることを特徴としている。

 なお、29日に発表されたディズニー・モバイルのスマートフォン2機種「DM010SH」と「DM011SH」も紹介。フィーチャーフォンは8色展開の「PANTONE 4 105SH」の1機種のみ発表された。このほか、ULTRA SPEED対応のデータ通信端末で、下り最大76Mbpsの「ULTRA WiFi 4G 101SI」も発表された。

 発表会には、孫正義社長や、上戸彩さんが登場。また、新機種の一部モデルの特徴である「ULTRA SPEED」にちなんで、会場には同社CMにも出演しているウルトラマンも登場した。

製品名
型番
メーカー
発売時期 ディスプレイ Ultra Speed
(HSPA+)
ワンセグ
FeliCa
赤外線
その他特徴
AQUOS PHONE
104SH
シャープ
2012年春頃 4.5型
1,280×720ドット液晶
- フルHD動画撮影
デュアルコアCPU
防水/防塵
AQUOS PHONE
103SH
シャープ
2012年
1月以降
4型
960×540ドット液晶
- 防水/防塵
AQUOS PHONE
102SH
シャープ
12月上旬以降 4.5型
3D対応
1,280×720ドット液晶
フルHD動画撮影
デュアルコアCPU
防水/防塵
AQUOS PHONE THE HYBRID
101SH
シャープ
11月中旬以降 3.4型
854×480ドット液晶
- スライド型
防水/防塵
LUMIX Phone
101P
パナソニック
11月中旬以降 4型
960×540ドット液晶
1,320万画素カメラ
デュアルコアCPU
防水
MEDIAS CH
101N
NECカシオ
2012年
1月以降
4型
800×480ドット
有機EL
- ワイヤレス充電
防水/防塵
DELL Streak Pro
101DL
デル
2012年
1月以降
4.3型
960×540ドット
有機EL
- - デュアルコアCPU
クラウド連携
HONEY BEE
101K
京セラ
12月以降 3.5型
800×480ドット
液晶
赤外線通信のみ対応 メール/電話キー
デュアルコアCPU
防水
STAR7
009Z
ZTE
11月下旬以降 3.8型
800×480ドット液晶
- ワンセグのみ対応 本体カラー7色
防水/防塵


■ フルHD動画対応、3D液晶などの「AQUOS PHONE」4機種

AQUOS PHONE 104SH

 「104SH」は、1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載するほか、4.5型のHD液晶を搭載。1,210万画素のCMOSカメラを搭載し、フルHD動画撮影にも対応する。カラーはオレンジ×ブルーと、ブルー×ブラックの2種類を用意。外形寸法は約129×65×8.7mm(縦×横×厚さ)。

 「102SH」も4.5型HD液晶で、こちらは3D表示にも対応。同じく1,210万画素CMOSカメラ搭載で、フルHD動画撮影も行なえる。CPUはデュアルコア/1GHz。カラーはイノセントパープルとブラック、ホワイトの3色。外形寸法は約128×65×9.7mm(縦×横×厚さ)、重量は約135g。


104SH ツートンカラーで2種類を用意 フルHD動画撮影が可能
カラーは2色 背面 天面

 

 「101SH」は、スライド型のストレート端末で、ハードウェアのテンキーを搭載するコンパクトモデル。カラーはビビッドピンク、ホワイト、ターコイズ、ネイビーブラックの4色。閉じた状態の外形寸法は約112×53×15.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約128g。

 「103SH」の本体カラーは、スプラウトグリーン、ピンク、ホワイト、ブルーブラックの4色を用意。外形寸法は約123×61×10.4mm(同)。「104SH」を除く3モデルはワンセグ/FeliCa(おサイフケータイ)/赤外線通信に対応。また、SH102/103/104の3モデルは、省エネ機能の「エコ技」も採用している。4機種とも防水(IPX5/7)、防塵(IP5X)仕様となっている。

スライド型ストレート端末の「101SH」 3D液晶搭載の「102SH」 防水&スリム端末の「103SH」
101SHを手に持ったところ カラーは4色 背面
103SHもカラーは4色 背面 側面

 

 

スマートファミリンクに対応
 4モデルとも、AQUOSスマートファミリンクに対応。スマートフォンで撮影した動画/静止画をDLNA対応AQUOSなどのテレビに無線LAN経由で出力できるほか、DLNA/DTCP-IP対応レコーダなどで録画したテレビ番組をAQUOS PHONEで視聴することも可能。ただし、録画番組の再生は、ハイスペックなCPUを持つ104SHと102SHについてはDR(TS)モード、AVCモードどちらで録画した番組も再生可能だが、101SHと103SHについてはAVCモードで録画した番組のみ再生可能となる。

 

 104SH/102SHは、フルHD動画撮影にも対応。フォーマットはMP4。3D液晶を持つ102SHは、本体を横にスライドする方法で3D静止画の撮影も可能となっている。



■ 高画質デジカメ「LUMIX Phone」やクラウド連携「DELL Streak Pro」など

LUMIX Phone 101P

 「LUMIX Phone 101P」は、AF対応の1,320万画素CMOSを搭載し、デジタルカメラLUMIXで培った高画質エンジン「ヴィーナスエンジン」を採用したモデル。撮影した画像はTwitterなどで簡単に共有できるという。カラーはメロウゴールド、ブラック、マゼンタの3色。

 101PはDLNA/DTCP-IP再生にも対応し、ブルーレイDIGAなど対応レコーダで録画した番組を無線LAN経由で再生可能。また、101Pで撮影した動画/静止画をDLNA対応テレビなどに出力することもできる。外形寸法は約123×64×9.8mm(縦×横×厚さ)、重量は約128g。

 

101Pを手に持ったところ カラーは3色 カメラ部

 

 「DELL Streak Pro 101DL」は、4.3型有機ELの「Super AMOLED」を搭載。1.5GHzのデュアルコアCPUも搭載。傷が付きにくい外装加工を施している。カラーはブラックのみ。外形寸法は約126×65×10.3mm(縦×横×厚さ)、重量は約140g。

 DELL Streak Proの大きな特徴は、デルがPC向けに展開しているクラウドストレージサービス「SyncUP」との連携に対応したこと。クラウド上に保存した動画/音楽/静止画のストリーミング再生やダウンロードが行なえる。容量は2GBまで無料で利用可能。ストレージ容量を増加することも可能で、有料で5GB(年間1,980円)、25GB(同4,980円)、100GB(同14,980円)の年間契約を用意している。なお、既発売の5型液晶端末「DELL Streak 001DL」でも利用できる。

 

DELL Streak Pro 101DL 背面 クラウドサービス「SyncUP」を使って、パソコン内の写真を表示したところ。写真の端末は既発売の001DL

 

 「MEDIAS CH(チャーム) 101N」と、「HONEY BEE 101K」は女性向けのモデルで、101Nは本体カラーを4色(ルージュピンク、パウダーピンク、ホワイト、ブラック)、101Kは5色(ホワイトピンク、ピンク、グリーンイエロー、ブルー、ブラック)で展開。101Nは4型有機ELディスプレイを採用するほか、ソフトバンク初となるワイヤレス充電機能も備える。外形寸法は約128×63×9.9mm(縦×横×厚さ)。101Kは、メールや電話の機能を呼び出せるハードウェアキーを備えていることが特徴。外形寸法は約112×53×15.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約128g。

 「STAR7 009Z」は、“宇宙空間をイメージした”というモデルで、本体色はアースターコイズ、ジュピターピンク、ネプチューングリーン、ヴィーナスイエロー、マーズピンク、サターンブラック、ムーンホワイトという惑星の名前を冠した7色のバリエーションを用意。CMなどでおなじみの「お父さん」が登場するアイコンや壁紙を採用している。外形寸法は約125×62×12mm(縦×横×厚さ)、重量は約150g。

 

MEDIAS CH 101N HONEY BEE 101K STAR7 009Z
DELL Streak Pro 101DLは有機ELを搭載 MEDIAS CH 101Nはワイヤレス充電にも対応する HONEY BEE 101Kは、メールなどの専用ボタンを備えている
STAR7 009Z ULTRA SPEED対応機種を「ULTRA PHONE」として訴求 上戸彩さんとウルトラマンが登場した



■ 音楽配信などのサービスを一元化する新アプリも

 

 

SoftBank MUSIC BOXのトップ画面
 サービス関連では、ソフトバンクスマートフォン共通の音楽サービス「SoftBank MUSIC BOX」を11月中旬以降に開始予定。これは、今まで様々な音楽配信サービスのアプリが個別に存在していたものの入り口を集約するもので、専用アプリをAndroid Marketで提供。開始当初はレコチョクの配信サービスと連携し、今後他のサービスにも対応予定としている。

 購入した楽曲を再生するプレーヤーもこのアプリから呼び出すことができるほか、アーティストや最新音楽情報の閲覧なども行なえる。利用は無料。対応スマートフォンはAndroid 2.2以上(一部機種を除く)で、ディズニー・モバイルのスマートフォンでも利用可能になるという。

 さらに、今後はアーティストがそれぞれ楽曲やPV、ブログといった情報をアプリの形で提供する「アーティストアプリ」にも対応する予定。そのほか、購入した楽曲をクラウド上にまとめてバックアップし、端末買い替え後も引き続き使えるようにするといったことについても検討するという。

 そのほかのサービスでは、撮影した写真を「ミニチュア風」、「油絵風」などに加工できるアプリ「フォト編集」も11月中旬以降に提供。加工した写真はFacebookやTwitter、mixiなどに投稿できるほか、写真をプリントできる既存のアプリと連携して、L判やシール印刷なども可能となる。対応端末はAndroid 2.2以降を推奨しており、ディズニー・モバイルのスマートフォンも対応。利用は無料だが、別途S! ベーシックパック(月額315円)への加入が必要。

 

楽曲購入や、アーティスト情報閲覧などが行なえる サービス概要 「フォト編集」で加工した画像の例

 


■ 「スマートフォンは文化に」。“au iPhone”報道にはノーコメント

 

 

孫正義社長
 発表会で孫正義社長は、ULTRA SPEEDの拡大や無線LANスポットの増加といったネットワークインフラ整備の重要性を強調。「ボーダフォンジャパンを買収してモバイル事業に参入した第1日目から、『携帯電話の会社をやりたいのではなく、あくまでもやりたいのはモバイルインターネット」と言っており、モバイルを使ったネットの世界を広げていきたかった。当時、多くの人にはその意味が伝わらなかったと思うが、“人類にとって最大の資産はクラウドになる”という時代がまさにこれから始まろうとしている」と述べた。

 「超高速のネットワークを作り、それを活用するようなスマートフォンや、通信機器を増やしていく」として、ULTRA SPEED対応の4モデルや、月額490円で利用できる防犯/災害用端末「みまもり ホームセキュリティ」などの新製品を紹介した。また、電波改善の取り組みとして、基地局の増強や、公衆無線LANの「ソフトバンク Wi-Fiスポット」のアクセスポイントが10万カ所を超えたことなどをアピールした。

 孫氏は新端末の先進性を強調する一方で、「これまでスマートフォンはハイスペック好きな人間向けの物だったが、今は新規契約のうち53%が女性(同社調査の8月データ)。これだけいろいろ揃うと、もう完全に“文化”になった。単にスマートフォンを出す、というのではなく、どんなものを出していくかが重要」とし、女性向けの多彩なカラーバリエーションや、写真のデコレーション機能などを説明。スマートフォンながら電話やメール専用のハードウェアキーも備えた「HONEY BEE」を手にした孫氏は「持ちやすいし、かわいい。こんなにポップでかわいいのに、ULTRA SPEEDに対応している」とした。

 なお、「KDDIよりiPhoneが発売される」と報道されたことについて質問が及ぶと、「他社に関係することには一切ノーコメント」とした。同社におけるiPhoneの位置付けについては「依然として、業界の最も優れたスマートフォンの一つであることは変わらず、革新性は続いていくだろう」とした。また、SIMフリーへの取り組みについては、「需要はほとんどなかった。もう少し様子を見たい」とした。

 

Wi-Fiスポットは10万カ所を超えた 基地局数の推移 ULTRA SPEED 4G対応モバイルWi-Fiルータの速度を他社サービスと比べてアピール

 

ウルトラマンが登場
 発表会には「白戸家」のCMでおなじみの上戸彩さんが登場。さらに、新機種のULTRA SPEEDにちなんでウルトラマンも登場した。

 モバイルルータ「ULTRA WiFi 4G 101SI」で対応した、4Gの高速性について「まったくイメージつかない」という上戸さんに対して従来の3Gとの比較をGoogle Earthの表示でデモ。上戸さんは4Gのスピードを見て「ホントだ早ーい」、「すごい」と驚いた様子。自身の経験として、「何かを調べている途中でも、次から次へとどんどん見ていきたいのに遅いとイライラしてくるんですよね」と話すと孫氏が「サクサク感があると、どんどん指が進むんですよね」と答え、上戸さんもうなずいていた。

 上戸さんは、映画の撮影でイタリアのローマを訪れた時に撮った写真を披露。スペイン広場でおいしいクレープを食べたエピソードなどを語った。上戸さんが「(ローマの休日のように)孫さんといつか、時計台の下でアイスクリームを食べたい」と話すと孫氏も笑顔を見せていた。

 

ローマにちなんで、上戸さんの衣装も“オードリー風”とのこと 上戸さんの思い出の写真を披露 3Gと4Gの通信速度を比較するデモの様子

 

 



(2011年 9月 29日)

[ AV Watch編集部 中林暁]