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B-CAS改ざん方法の投稿問題で「不正視聴に法的措置も」

−B-CASとスカパー、WOWOWがコメント。技術対策へ


 ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズは18日、B-CASカードの改ざん方法などがインターネット上の掲示板サイトに投稿された問題を受けて、コメントを発表した。

 コメントは、「B-CASカードの不正改造は違法行為であり、損害賠償の対象となる」とするものや、「早急に技術的な対策を行なうとともに、不正行為の関係者に対し、法的措置を講じていく」といった内容で、全文は下記の通り。

    B-CASカードを不正に改造して、有料放送を視聴出来るとする方法がインターネットに掲載されている。違法行為を助長するもので極めて遺憾である。
    不正に改造したカードをオークション等で販売するなど他人に提供する行為は、不正競争防止法に違反し刑事罰を伴う重大な犯罪行為である。また、B-CASカードの改造、変造若しくは改ざん等をする行為自体が「B-CASカード使用許諾契約約款」に違反し損害賠償の対象になる。更に、不正改造カードを使って有料放送を無料視聴する行為も放送法に違反し損害賠償の対象となる。
    当社としては、早急に技術的な対応策を行うとともに、不正行為の関係者を可能な限り特定の上、刑事・民事の両面から選択可能なあらゆる法的措置を講じて厳正に対処したい。

 また、スカパーJSATとWOWOWは21日、この件に対しての両社の見解を発表。「有料放送の不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」との意向を示した。

 両社は、「インターネット上の掲示板において、有料放送の不正視聴につながるB-CASカードの改ざん方法及び改ざん行為の報告が継続的に投稿されていることは認識している」と説明。スカパーJSATは、「当該一連の行為は、有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に大きな悪影響を与えかねず、看過できない」と懸念を表明している。

 さらに両社は、「カードの所有権者であるビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)より報告を受けており、同社にも厳正な対応を要請している。有料放送サービスの不正視聴行為については、損害賠償請求を含めた法的措置を検討している」とした。なお、技術的対応についてはB-CASに検討を依頼しているという。



(2012年 5月 21日)

[ AV Watch編集部 中林暁]