RIAJ、2012年上半期の音楽配信売上実績発表
-数量・売上共に前年割れ。モバイルが減少
日本レコード協会(RIAJ)は8月24日、2012年第2四半期(4~6月)及び2012年上半期(1~6月)の有料音楽配信売上実績を公開した。第2四半期のダウンロード数は前年同期比71%の6,714万6,000回、売上金額は同71%の131億7,300万円で、どちらも前年割れとなった。
統計は、協会加盟全社の配信実績をまとめたもの。シングル/アルバム曲、音楽ビデオなどを合計した「インターネット・ダウンロード」、オリジナル音源による携帯電話用シングル曲及び、着メロ、着信音などの「モバイル」、「その他」の3項目を集計している。
インターネットからのダウンロードは、ダウンロード数が前年比120%の1,740万1,000回、金額では同127%の39億5,800万円。回数の内訳は、シングルが前年比122%の1,579万8,000回、アルバムが同118%の102万9,000回。
モバイルは、ダウンロード数が前年比62%の4,915万8,000回、金額が同58%の88億1,500万円と、前年比で6割程度まで落ち込んでいる。
「その他」に含まれるサブスクリプションサービスは、インターネットが前年比105%の1億1,300万円、モバイル向けが同120%の8,900万円となった。
2012年上半期の累計では、ダウンロード数は前年比74%の1億4,531万7,000回、金額は同75%の285億8,300万円で、どちらも前年割れ。内訳は、インターネットからのダウンロード数が同126%の3,637万6,000回、金額が同133%の79億2,900万円。モバイルはダウンロード数が同65%の1億799万5,000回、金額が同63%の199億3,900万円。サブスクリプションサービスは、インターネットが同116%の2億1,100万円、モバイル向けが同102%の1億5,600万円。モバイルの実績の低さが全体に影響している。
(2012年 8月 24日)
[AV Watch編集部 庄司亮一]