ラステーム、ハイレゾ対応USB DAC「UDAC192H」

光/同軸デジタル入出力。ICは32bit/192kHz対応


カラーはブラックとシルバーを用意する

 ラステーム・システムズは、ヘッドフォンアンプも内蔵した、ハイレゾ対応のUSB DAC「UDAC192H」を11月12日に発売する。価格は56,700円。カラーはブラック(BK)とシルバー(SI)を用意する。

 光デジタル×2、同軸×2、USB×1の、デジタル入力を5系統備えたDAC。全ての入力で24bit/192kHzをサポートする。出力はRCAとXLRを各1系統備えるほか、標準プラグのヘッドフォン出力も搭載。さらに、光デジタル×1、同軸デジタル×1のデジタル出力も備え、DDCとして使う事もできる。


背面端子部

 XMOS製のUSBコントローラを実装し、USB Audio 2.0(High-Speed)に対応。PCとのアシンクロナス伝送で、ジッタを抑え、最高24bit/192kHzまでのハイレゾ音楽データを再生できる。対応OSはWindows XP/Vista/7以降で、専用ドライバを同梱。Mac OS 10.6.3以降ではOS標準ドライバで動作する。Windows用ドライバはASIOに対応し、Vista/7ではWASAPIでも使用可能。

 USBオーディオ信号は絶縁されており、パソコンからの5V電源リップルノイズを遮断することで、高音質を実現したという。電源は付属のACアダプタを使用する。

 なお、ヘッドフォン出力用には、専用の32bit/192kHz対応DACを搭載。ヘッドフォンアンプICには「TPA6130A2」を使っている。

 ライン出力にはDAC出力側に電子ボリュームを搭載しており、アナログ量が可変できる。ライン/ヘッドフォン出力で個別のボリューム調整が可能。出力は自動で切り替えられるほか、両方常に出力するモードも備え、この場合は出力音量を同期させる事もできる。

 2個の独立した±1.0ppmのTCXO水晶発振器(24.576MHz/22.5792MHz)を搭載しており、24.576MHzでは48kHz、96kHz、192kHzの音楽データに対応、22.5792MHzは44.1lHz、88.2kHz、176.4kHzに対応する。

 フルカラー、96×96ドットの有機ELディスプレイを搭載。入力サンプリングレートなどの表示が行なえる。リモコンも付属し、音量調整、入力ソースの切り替え、レベルメータの変更、ミュートのON/OFF、画面の明るさ調整などが可能。

 外形寸法は210×200×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.8kg。



(2012年 11月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]