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8chワンセグ全録対応レコーダ「ガラポンTV参号機」

500GB HDD内蔵で2週間録画。SNS連携も。41,790円

ガラポンTV参号機

 ガラポンは27日、ワンセグの全番組同時録画対応レコーダの新モデル「ガラポンTV参号機」を発表した。公式サイトで販売を開始しており、価格は41,790円。

 従来モデルの弐号機は、地上デジタルのワンセグ放送を7ch同時受信でき、別売のUSB HDDを接続する事で、HDDに7ch同時、24時間録画が可能だった。新モデルの参号機では、チューナが8ch受信に対応。さらに、500GBのHDDを内蔵し、8ch分のワンセグを24時間、約2週間録画し続けられる。また、USB端子も備えており、外付けUSB HDDを1台まで追加する事もできる。

 筐体もコンパクト化。CDケース4枚分という、外形寸法148×120×40mm(幅×奥行き×高さ)を実現。重量は850g。Ethernet端子、地上デジタル用アンテナ入力を搭載。ACアダプタで動作する。

 レコーダ自体に映像出力は備えておらず、放送中の番組や録画した番組はスマートフォンやPCなどから視聴する。PCやMacからはWebブラウザを使って視聴が可能。Android端末からも視聴ができる。iPhone/iPad向けには専用アプリも用意。インターネットを経由し、屋外でも自宅のガラポンの映像が表示できる。また、iPhone/iPad向けアプリでは、録画番組を端末へコピー(10回まで)する事もでき、iPhone/iPadがインターネットに接続していない場合でも再生ができる。

 HDD容量が一杯になると、古い番組から自動削除されるが、削除したくない番組は「お気に入り」に入れておく事で、保存される。録画番組をジャンル別に一覧表示したり、番組タイトルや説明文から番組を検索する事も可能。さらに、番組内のテキストと、映像がリンクしており、例えば「石川遼」で検索し、石川遼選手が取り上げられているスポーツ番組や出演しているバラエティ番組などをピックアップ。スポーツニュースの中から、石川遼選手が取り上げられている場面を即再生するといった事も可能。

 さらに、TV番組のレビューサイト「ガラポンTVサイト」も用意されており、他のユーザーとのソーシャル連携が可能。例えば、面白い番組や場面を見つけた場合、それを再生するための専用URLを生成でき、Twitterでツイート。相手がガラポンTV利用者であれば、そのURLを開けば、相手の録画番組の該当の場面が再生される。

 さらに、ガラポンTVの開発者向けAPIを活用したサードパーティー製サービス「g256」サイトでは、大規模掲示板2chのコメントの勢いから、一日のテレビ番組の中で盛り上がった場面を特定し、ガラポンTVで頭出し再生するサービスも提供している。

 また、Windows PCの場合では、ガラポンの再生ウインドウに、niconicoが提供しているニコニコ実況のコメントが表示されるアプリをユーザーが重ねる事で、テレビ番組をニコニコ動画風に楽しむ事もできる。

(山崎健太郎)