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JVC、重低音強化のヘッドフォン「XX」シリーズ5機種

57mm径ユニットの最上位など。スマホリモコン付きも

最上位モデルの「HA-XM30X」

 JVCケンウッドは、低域再生を重視したJVCブランドのヘッドフォン「XX(XTREME XPLOSIVES)」シリーズ5機種を7月上旬より発売する。シリーズ最上位のDJスタイルモデル「HA-XM30X」や、スマートフォン操作対応のリモコンを備えた「HA‐XMR20X」などをラインナップする。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、「HA-XM30X」が1万円前後、「HA-XM20X」が6,000円前後、「HA-XMR20X」が7,000円前後、「HA-XS10X」が4,000円前後、「HA-XSR10X」が5,000円前後。

型番ユニット径スマホ用
リモコン
店頭予想価格
HA-XM30X57mm-1万円前後
HA-XM20X50mm-6,000円前後
HA-XMR20X7,000円前後
HA-XS10X40mm-4,000円前後
HA-XSR10X5,000円前後

 XXシリーズは、ストリート系カルチャーを好むユーザー向けに「重低音&タフ」をコンセプトとした、米国逆輸入モデル。ヒップホップなどの重低音再生や、アウトドア利用時の耐久性などを重視しており、日本国内では2011年7月より発売を開始している。

 新モデル共通の特徴は、ネオジウムマグネット搭載のドライバユニットを新設計した点。新ユニットの性能を引き出すために、ハウジングの背圧を調整するポートを設けた「“エクストリームディープ”バスポート」も採用。独自の音響構造により、パワフルでキレのある重低音を再生できるという。ケーブルはOFCで、「個性をアピールする」というレッドの極太仕様となっている。

HA-XM20X
HA-XS10X
“エクストリームディープ”バスポートなどにより重低音再生を向上

 耐久性を高めるため、外部からの衝撃に強いエラストマー素材の「“タフ”ラバープロテクター」を採用。アウトドアなどで使用する際も、ハウジングをガードするという。イヤーパッドにはソフトな素材を使用。長時間使用しても耳への負担が少なく、耳全体を包み込み外からの音を遮断することで、迫力の重低音を楽しめるという。

 最上位モデル「HA-XM30X」は、ネオジウムドライバ搭載の57mm径ユニットにより、クリアでキレのある重低音再生を追求したアラウンドイヤー型。ハウジングを後方に回転させて、DJスタイルの片耳モニターが可能なフリップアップスタイルにもでき、ケーブルは片出し。ヘッドバンドはステンレス製、ヘッドバンドヘッドパッドはラバー製。

 「HA-XM20X」は、50mm径ユニットを搭載するアラウンドイヤー型、「HA-XS10X」は40mm径ユニットのオンイヤー型で、いずれもネオジウムマグネットを搭載する。これら2機種をベースに、スマートフォン操作用のマイク付きリモコンをケーブル部に備えたモデルが「HA-XMR20X」と「HA-XSR10X」で、音楽再生やハンズフリー通話などに利用可能。各社スマートフォンに対応可能とする切り替えスイッチも備えており、変換コードを不要としている。これら4機種のケーブルは両出し。

スマホ用リモコン付きの「HA-XMR20X」(左)と「HA-XSR10X」(右)
リモコン部
型番「HA-XM30X」「HA-XM20X」「HA-XMR20X」「HA-XS10X」「HA-XSR10X」
型式
ダイナミック型
ユニット径57mm
50mm
40mm
出力音圧レベル113dB/1mW
107dB/1mW
106dB/1mW
再生周波数帯域8Hz ~ 20kHz
8Hz ~ 23kHz
インピーダンス46Ω
36Ω
32Ω
最大許容入力
1,000mW
スマホ用リモコン---
ケーブル1.2m/片出し
1.2m/両出し
重量
(ケーブル除く)
約422g
約318g
約158g

(中林暁)