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zionote、Styleaudio製USB DAC/ヘッドフォンアンプ「TOPAZ Signature」のチューニングモデル

TOPAZs-z

 zionoteは、Styleaudioのヘッドフォンアンプ内蔵USB DAC「CARAT-TOPAZ Signature」のチューニングモデル「TOPAZs-z」を12月20日に発売する。直販価格は59,800円。「CARAT-TOPAZ Signature」ユーザーを対象とした有償のアップデートサービスも実施する。

 「CARAT-TOPAZ Signature」(オープンプライス/直販36,800円※11月28日現在)をベースに、zionoteのチューン「z-Tune」を施したモデル。USB入力は24bit/96kHzまで対応、光デジタル入力は最大24bit/192kHzまでサポートする。出力は標準のヘッドフォン出力と、RCAのライン出力を各1系統搭載。推奨ヘッドフォンインピーダンスは24~300Ω。

 独自の「z-Tune」は、「izoの要請によってチューニング監修を行なって完成させたSystem13を、音質を更に追求するために、作業工程やパーツのコストを度外視して発展させたもの」だという。

 具体的には、整流コンデンサと音色フィルタをWIMAからパナソニック製のものへ交換。ヘッドフォン出力段のオペアンプを、OPA2134×2個構成から、LME49990×4個構成へと変更した。DAC I/V段のオペアンプもOPA604×4個から、ハイスルーレート仕様のAD845×4個へと変更している。

 さらに、電解コンデンサも三洋のOS-CONから、高容量のELNAオーディオグレードのパーツへと変更した。

左がCARAT-TOPAZ Signatureの基板、右がTOPAZs-zの基板
入力は光デジタルとUSB

 このチューニングには、「izoが長年開発しながらまだ生産に踏み切れていないiDAC-2という機種の最新技術を導入してる」という。音質の違いとしてzionoteは、「今までに無い深く沈み込む低域と更に解像度の高い高域再生に成功した」としている。

 DACチップは、TI/バーブラウンの「PCM1792(A)」。デジタルコントローラーはシーラスロジックの「CS8416」。高精度な温度補償型水晶発振器(TCXO)も採用した。外形寸法は75×131×35mm(幅×奥行き×高さ)。推奨エージングタイムは200時間以上。

アップデートサービスも

 CARAT-TOPAZ Signatureのユーザーを対象にした、有償のアップデートサービスも11月28日より受け付ける。費用は35,000円で、受注期間は11月28日~12月27日まで。また、先着5人限定で、モニターキャンペーンとして30,000円でアップデートを実施する。

(山崎健太郎)