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ソニー、ハイレゾウォークマンの高音質をクラドニ図形で可視化

ウォークマンの再生音が、図形として下に出現している

 ソニーは、ハイレゾ再生に対応したウォークマンのFシリーズやZX1などの発売に関連し、その音質を特殊な装置により「クラドニ図形」と呼ばれる図形に可視化し、アート作品として展示するイベント「オンガクの結晶~ULTIMATE EXPERIENCE~」を、東京ミッドタウンのガレリア地下一階「アトリウム」にて、12月5日~8日まで実施する。時間は12時~20時(予定)で、初日の12月5日のみ17時~20時となる。

49台のウォークマンが使われる

 「クラドニ図形」とは、音と物質との間にある固有振動数の原理を使ってできる図形。砂をまいた床に音の振動を与えると、共鳴周波数に応じた幾何学模様が浮かび上がる。これを活用し、会場に設置された縦横7台ずつ、合計49台のウォークマンが再生する音が、ウォークマンの下に図形として現れ、それをライトアップしたアート作品となる。

ウォークマンの下にある床に音の振動が伝わると、その上にある砂が共鳴周波数に応じた幾何学模様を描く
シシド・カフカさん

 ソニーではこの作品を、「ウォークマンZX1やFシリーズを含む、ソニーのハイレゾ商品群のメッセージである『音楽は“聴く”から“感じる”楽しみへ』の世界を、視覚的にも表現したもの」と説明している。

 イベント開催に先駆け、11月28日からウォークマンのプロジェクト「LOVE MUSIC」のサイトや、YouTubeのウォークマン公式チャンネルにて、このアートが鑑賞できるスペシャルムービーも公開されている。

 展示だけでなく、ウォークマンのZX1/F880シリーズ、M500シリーズ、S780シリーズの展示や試聴体験コーナーも用意。また、初日の12月5日15時からは、シシド・カフカさんをゲストに招き、シシドさんによる視聴体験とトークショーも実施する。

(山崎健太郎)