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「ゼロ・グラビティ」が監督賞などアカデミー7部門受賞。BDは4月23日発売

ゼロ・グラビティ 3D&2D ブルーレイセット
(c) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 3月3日に発表された、第86回アカデミー賞で「ゼロ・グラビティ」が監督賞、視覚効果賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞の最多7部門を受賞した。既報の通り、同作品はワーナー・ホーム・ビデオから、4月23日にBlu-ray/DVD化される。

 メキシコ出身の監督として初めてオスカーを手にしたアルフォンソ・キュアロン監督は、「この映画を作る過程で私の人生も変えた。沢山の賢い人達がこの成功を叶えてくれた。脚本を一緒に考えた息子に感謝。サンドラの素晴らしい演技。ジョージは今まで会った中で最も素晴らしい俳優。ワーナー・ブラザースの方にも感謝」と、喜びのコメントを発表している。

 なお、作品賞はスティーブ・マックイーン監督の「それでも夜は明ける」が獲得している。

(c) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 「ゼロ・グラビティ」のソフト価格は、Blu-ray 3Dと2D BDのセットである「3D&2D ブルーレイセット」が6,253円、2D BDとDVDをセットにした「ブルーレイ&DVDセット」が4,093円。

 BDには180分以上の特典映像を収録。無重力シーン撮影の舞台裏などが紹介されているほか、宇宙カプセルの中でコンタクトできた外国語を話す男性(アニンガ)との会話のシーンを、アニンガ側から描いたスピンオフ短編「アニンガ:地球との交信」なども収録する。初回特典として16ページのブックレットも付属。期間限定特典のデジタルコピーも用意する。

あらすじ

ゼロ・グラビティ ブルーレイ&DVDセット
(c) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

 メディカル・エンジニアであるライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)は、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)のサポートのもと、地球の上空60万メートルの無重力空間“ゼロ・グラビティ”で、データ通信システムの故障の原因を探っていた。これが最後のミッションとなるコワルスキーは、いつものようにヒューストンとの通信でジョークを交わし、宇宙遊泳を楽しんでいた。

 その時、ヒューストンから「作業中止! 至急シャトルへ戻り、地球へ帰還しろ!」という緊迫した命令が届く。破壊された人工衛星の破片(スペース・デブリ)が別の衛星に衝突して新たなデブリが発生し、彼らのいる方向へ猛烈な速さで迫っているというのだ。さらに連鎖反応で衛星が次々と破壊され、様々なシステムが壊滅し、ヒューストンとの通信も途絶えてしまう。シャトルに戻ろうとするふたりに、凶器と化したデブリが襲いかかった!!

 シャトルから切り離されたアームとともに、一瞬にして宇宙空間へ放り出されるストーン。ベルトを外して何とかアームから離れるが、激しく回転しながら漆黒の闇へと消えていく。コワルスキーの冷静な指示に従って、現在位置を伝えるが、酸素タンクは10%まで減っていた。回転が止まり、深い静けさと底無しの闇にただひとり漂うストーン。聞こえるのは、自分の荒い息と、恐怖に縮みあがった心臓の鼓動だけ。

 「ライトをつけろ」コワルスキーの声に、我にかえるストーン。ストーンを発見したコワルスキーは、互いの身体をロープでつなぎ、小型ロケットエンジンを駆使して、シャトルを目指す。だが、機体はデブリとの衝突で大破し、生存者はストーンとコワルスキーのふたりだけだった……。

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(山崎健太郎)