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'13年度の電子機器出荷金額は3年連続のマイナス

3月は3カ月連続でプラス。TV出荷台数は前年同月89.4%

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、2014年3月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。電子機器の出荷金額は前年同月比102.8%の1,348億円で、3カ月連続でプラスとなった。また、2013年度計(2013年4月~2014年3月)は1兆4,398億円(前年比97.4%)で、3年連続でマイナスとなった。

 3月の映像機器の国内出荷金額は、前年同月比95%の629億円で3カ月ぶりのマイナス。音声関連機器は同104.2%の91億円で16カ月ぶりのプラス。カーAVC機器は同111.9%の627億円で、8カ月連続のプラスとなった。

 各分野の2013年度計は、映像機器が7,191億円(前年比92.3%)で3年連続のマイナス。音声関連機器は1,067億円(同89.3%)で8年連続のマイナス。カーAVC機器は6,140億円(同106.8%)で4年ぶりのプラスとなった。

 3月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比89.4%の50万8,000台。このうちインターネット動画対応は25万台(同93.8%)、3D対応は7万5,000台(同93.3%)で、薄型テレビにおける3Dテレビの割合は14.8%だった。サイズ別では、29型以下が同102.6%の18万台、30~36型が同79.4%の16万台、37型以上が87.7%の16万8,000台で、構成比は順に35.5%、31.4%、33.2%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比102.2%の27万2,000台。内訳は、BDレコーダが同94.7%の20万8,000台、BDプレーヤーが同137.4%の6万4,000台。DVDビデオは同103.2%の7万9,000台。

 ビデオカメラは前年同月比89.7%の13万1,000台。ICレコーダが11万9,000台(同92.4%)。ラジオ受信機は同117.4%の15万8,000台。ステレオセットは同91.3%の4万3,000台。スピーカーシステムは同120.1%の4万2,000台で、9カ月連続でプラス。

 カーナビは前年同月比110.1%の63万3,000台で、8カ月連続でプラスとなった。

(一條徹)