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ソニー、48万円のXAVC対応XDCAMカメラ「PXW-X160」

可変NDフィルター制御対応

 ソニーは、放送/業務向けの「XDCAMシリーズ」にXAVCフォーマット対応のハンディ型XDCAMビデオカメラ「PXW-X160」を追加し、8月21日より発売する。価格は48万円。

PXW-X160

 光学25倍ズームレンズと1/3型 3CMOSセンサーを搭載したXDCAMメモリーカムコーダーで、従来のMPEG HD422(50Mbps)やAVCHDだけでなく、XAVCに対応したことが特徴。4月のNAB 2014にあわせて発表した「PXW-X180」と画質や撮影機能は同等だが、ワイヤレス機能やNFCなどを省いて低価格化した。なお、PXW-X180も8月21日に発売され、価格は60万円。

 新開発の広角26.0mm、光学25倍(35mm換算 26mm~650mm)のGレンズを搭載。ズーム、フォーカス、アイリスの独立したマニュアルコントロールリングを装備するほか、フォーカスリングにはオート制御とフルマニュアル切替できる前後スライド機構を備え、フォーカス指標に連動したマニュアルフォーカス操作が可能。

 イメージセンサーは有効画素約207万(16:9)の1/3型 3CMOS。XAVCで最高1,920×1,080/59.94p(Long)、1,920×1,080/59.94i(Intra)撮影が行なえるほか、MPEG HD422、AVCHD、DVCAMなどの記録フォーマットに対応する。2つのSxSメモリーカードスロットを装備するほか、別売のアダプタを利用してXQDやSDメモリーカードにも対応。2つのメモリーへの同時記録も行なえる。

 可変NDフィルター制御に対応。電子制御により濃度を変えられる新しいフィルタデバイスの搭載により、ダイヤル操作で1/4~1/128の設定値で映像の明るさを変更できる。絞りやシャッター速度の設定と組み合わせることで、被写界深度や映像の明るさを調整でき、日中の屋外など明るい環境下でのスローシャッター撮影にも対応する。

 オーディオ入力としてXLR(3pin)を装備するほか、HDMIや3G-SDI(BNC)、ビデオ出力(BNC)、アナログ音声(ステレオミニ)などを装備。USBはマスストレージ用(B端子)と拡張用(A端子)を装備する。マルチインターフェイース(MI)シューを装備し、ビデオライトやワイヤレスマイクなどを拡張可能。

 ビューファインダは0.5型/236万画素の有機EL、液晶モニターは3.5型/156万画素液晶。本体の外形寸法は191.5×412×201.5mm(幅×奥行×高さ)、重量は2.7kg。

(臼田勤哉)