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レッド・ツェッペリン初期3作、J.ペイジのリマスターでmoraハイレゾ配信。未発表曲も

 レーベルゲートは、音楽配信サービスのmoraにおいて、ロックバンド「レッド・ツェッペリン」の初期アルバム3作品を、ジミー・ペイジによる最新リマスタリングのハイレゾ音源として6月13日より独占先行配信開始した。タイトルは「レッド・ツェッペリン」、「レッド・ツェッペリンII」、「レッド・ツェッペリンIII」の3作品で、価格(税込)はそれぞれスタンダード版が2,571円、デラックス版が3,600円。デラックス版には、「コンパニオン・オーディオ」という未発表音源などを収録する。楽曲は96kHz/24bitのFLAC(一部音源は48kHz)。

moraのサイトは、レッド・ツェッペリンとコラボ仕様のデザインに。マウスカーソルは“飛行船”

 1968年にジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジミー・ペイジ、ロバート・プラントにより結成されたレッド・ツェッペリンは、10年間で全世界で3億枚のアルバム販売した伝説的ロック・バンド。

 初期アルバム「レッド・ツェッペリン」、「レッド・ツェッペリンII」、「レッド・ツェッペリンIII」の新リマスター版は6月4日にCDが発売されており、今後も9枚のオリジナルアルバムが時代順にリリースされる予定。

 さらに、ジミー・ペイジの「今現在ベストなクオリティのものを出したい」という意向と、アナログからのリマスターにこだわったという経緯もあり、初期3作品のハイレゾ配信が決定。6月13日よりmoraでの独占先行配信がスタートした。ペイジは「ハイレゾ音源を出すことは今の時代に必要だ」とコメントしている。

 各アルバムのデラックス版には、レッド・ツェッペリンの未発表スタジオ音源やライブテイクのストックからセレクトされた、オリジナルアルバムと連動する初出の「コンパニオン・オーディオ」も収録。ペイジによれば「コンパニオン・オーディオは、レッド・ツェッペリンのレコーディングの過程を表したもので、制作過程のラフ・ミックスやバッキング・トラックス、別バージョン、その時代に録音されたまったく発表していない楽曲」だという。

 「レッド・ツェッペリン」のデラックス版に含まれるコンパニオン・オーディオには、1969年にパリ・オリンピア劇場で行なわれたライブの未発表音源を収録(コンパニオン・オーディオのみ48kHz/24bit)。

 また、「レッド・ツェッペリンII」のコンパニオン・オーディオは、レコーディング・セッションによる別MIXの5曲と、バック・トラック2曲、完全未発表曲を収録する。

 「レッド・ツェッペリン III」のコンパニオン・オーディオには、スタジオ・アウトテイクと、未発表楽曲を収めている。

 moraでは発売記念として、6月30日までに最新リマスタリング3作品をまとめて購入すると、アルバムジャケット画像がデザインされた「レッド・ツェッペリンTシャツ3枚セット」を抽選で3名にプレゼントするキャンペーンも実施する。

(中林暁)